「給料は我慢代」と考えて、やりたくない仕事を続けることで心や体を壊してしまう会社員は少なからずいる。
それに対して、著者は嫌な上司、使えない部下と無縁なコンサルタント会社のひとり社長”。起業20年間で業績は右肩上がり、年商は1億円に届く勢い。
もちろん、初めから順調だったワケではないが、それでもサラリーマンの平均年収450万円を上回る収入から始められたという。
コンサルタントと聞くと「経営コンサルタント」を思い浮かべる人が多いいが、人の悩みを解決する職業でありweb、収納、子育て、名刺といったように多種多様なモノが存在する。
「公認会計士」「税理士」といった国家資格を有するコンサルタントもいるが、大多数のコンサルに免許や資格は必要ない。
つまり、その分野にある程度精通して、クライアントが必要とする情報を分かりやすく伝える能力があればコンサルタント業は始められるのである。
もちろん、始めたばかりのコンサルタントに実績はない。しかし、小さな実績を積み重ねることを繰り返すことができれば必ずスキルも信用も積み上がる。
アウトプットの仕方を工夫することができれば出版することも難しくないと説いている。
最終章に、出版コンサルを請け負った生徒の出版実績が多数掲載されている。
「サラリーマンとして定年までやりたくない仕事に忙殺される?」「安定した収入、社会的信用を投げ打って自分のやりたいことに挑戦する?」
人生は1度限り、打算なしに飛び出すことは危険であるが、地盤を固めながら、進みたい方向を模索して、チャンスが来たら行動できる態勢を整えておきたいものである。
ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法
作 者:松尾 昭仁
発売日:2022年6月30日
メディア:自由国民社