HSPと言う言葉を聞いたことがあるだろうか?いわゆる繊細な人のことである。現代社会ではこのHSPこそが社会を生き抜くスキルを持った人であるという。
2018年の働き方改革の中で政府が副職推進を出したのも、副業を後押ししたと言っても過言ではないだろう。著者はベースは正社員として会社に所属した上での副業について勧めているわけではない。選択できる今の時代において一つの会社で就労し続ける正社員だけでいる必要はなく、自分がどう働きたいのかそれを大事にすることが重要なのである。
新型コロナウィルス感染拡大前よりすでに日本の終身雇用制度は崩壊し、専門的なスキルを持った人は転職し、スペシャリストの雇用を目指して企業はヘッドハンティングを行うのがだんだんと社会に浸透してきている。
HSPは特性である繊細さをすべてポジティブに転換することにより、成長へと繋げることができるという。完璧主義な場合は、仕事をきちんとこなす責任感があると転換するという具合だ。HSPだからこそ敏感に察するその感情を転換することによって、メンタル強い人になるのである。目から鱗であった。確かにHSPは多く人が感じない感情を受け止めるわけだから、自分という存在への深い理解だけではなく、多くの人が受け止めていない感情を受け止めることができるという才能を持っているのだ。自己覚知そしてセルフブランディングを使用することによって未来を作り上げる能力。HSP恐るべき能力だ。