ちょっと古い本ですが紹介させて下さい。と言うか多分100年先でも抱腹絶倒で読めるんじゃ無いかなぁ。
このエッセイ?はゲッツ板谷さんの家族の実話が詰まってるんですが、とにかくぶっ飛びまくってます。
恐ろしくまずいコロッケを作り続け、頭にはダメになったパンストを片方縛って帽子のようにしたものをかぶり続ける見栄っ張りでタフな初代バァちゃん。
どんなところだろううが、自慢の肉体を自慢したくて上半身裸になってしまうお調子者で、火炎放射器で我が家を燃やしてしまったゲッツ板谷さんの父親、二代目ケンちゃん。
主食は駄菓子、月に7万も駄菓子に費やし、祭り好きで喧嘩っ早く、1週間のアメリカ旅行の初日に彼女とラスベガスで20万すり、彼女に体を売ってもらうふりをして800ドルせしめて、悠々自適なアメリカ旅行を楽しんでしまう、ゲッツ板谷さんの弟、三代目セージ。
そして、その他にもぶっ飛んだ親戚やご近所さんが多数登場!!
超ド級の人物がところ狭しと馬鹿馬鹿しい事件を起こしまくる、そんなバカ話がこの本には詰まりに詰まってます。
事実は小説より奇なりと良く言いますが、どんな天才小説家だってこんな人物たちが繰り出す事件の数々は描けない!
特に悩んでる貴方にオススメします。
なんか全てがこの家族の前では小さく感じてしまう!
腹を捩り、涙をちょちょ切らしながら一気に読めますよ。
そして、終わった頃には自分の抱えてる悩みなんて小さく感じてぶっ飛んでる事請け合いです。
元気になります!!
- 作者: ゲッツ板谷
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/03/24
- メディア: 文庫
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