言わずと知れた名著。20代、30代、40代を全ての代で読んだが今が一番感銘を受けた一方で、20代の時に読んでから何も実現できていない自分への反省が浮き彫りに。そして、“夢“という言葉を完全に忘れて生きていた自分を気づかされた。
富と成功と幸せを同時に手に入れるための17の秘訣と知恵がユダヤ人大富豪から送られている書であり、この書の通りに実行すれば本当に幸せな成功者になれるといまだから確信が持てる。
一番面白かったところは「物事の本質を見極める」ことを教えていること。自分の経験上大成功をしている知り合いの共通点は経営学をマスターしたわけでも根性が突出しているわけでもなく未来予測しているわけでもなく、『人の本質を理解している人』だったことを思い返すと本書と通じるところがある。そのような人たちは「人ってこういう性質を持っているから結局こういう結果になるから、じゃあこの施策を実行しよう」って感じで意思決定をしているし、実際のその通りになっている。
その次に面白い教えが「より多くの人に幸せを届けた人が幸せになる」という法則。つまり、経営でいうところの良質な価値を顧客に届けている人が金銭的に成功し且つ感謝されていると同義。利他の精神や社会課題解決に通じるところであり、自己利益の最大化の先に“幸せな成功”はないと言える。
全ての人にお勧めする書であり、シリーズ200万部突破したことをよくわかる古典的名著。