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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】京都の洛中ではこう伝える!?『エレガントな毒の吐き方)』

京都の伝え方で、近所のピアノが毎日聞こえてくる時に「ピアノ上達しましたね。」なんて伝えます。
ピアノがうるさいのですが、直接はっきり伝えません。

家を買って、これからもローンが長いのであまり隣と仲を悪くするのが嫌で伝えられない。
そんな時には、京都式の伝え方を学べばいいんですよ。

京都のいけず文化、嫌味を伝える文化は同じ関西でも嫌われることもあるんですが、本書を読めば理由はわかります。(※嫌われる理由もわかります)
京都の嫌味はにこりと笑顔で相手の心に届いて離れません。もし、伝わらないのであれば、後で笑われることになります。(だから嫌いな人もいます。)本書では、脳科学者の中野信子が京都のいけず文化をわかりやすく解説しています。なるほどなぁ・・。でも私も笑われているんだろうなぁと。納得してました。

京都の文化的な背景からなぜ今、京都のいけず文化を本にしたのかを解説してますが、ロンパ王が流行っている中での真反対のマーケティングをしている本書は書店で思わず手に取ってしまいました。
考え方が分かれば、今までの嫌味を思い出せますね。反省もできます。
うーん、と一汗かきながら思い出を堪能しました。

本書は、コミュニケーションをしっかりととる実業家には必要な内容です。もっと早く知っていればと。
著者はテレビでもよく見る「中野信子先生」です。脳科学者です。YouTubeでも検索したら出るので、私がここで書かなくても大丈夫な知名度です。脳科学者の視点で解説するのですが、思わず2度ミスるような話かと思いきや、普通の話をされるタイプです。お時間がある方は一度試聴をお勧めします。ちなみに、丸と三角のメガネをかけた方といい、科学者でテレビに出られる方は、結論がまともですね。話始めが驚きますが。

昨今のコミュニケーションが取れずに家出している少年少女たちに学校の授業としてお届けしてほしい。まず、腹が立っても誉めるなんてしたことない人も多いでしょう。受験勉強には必要ないですが、学校教育には必要な知識と技術です。本書を読んでコミュニケーションを活発化させたいので、本書でのスローリーディングをぜひ。