仕事は楽しいかね? こう言われて素直に楽しいと答える人は多いだろうか?少ないだろうか?残念ながら皆様おそらく後者の方が多いのではないでしょうか?
この本は大雪で閉鎖になった空港で、偶然出会った老人のこの問いかけに、動揺してしまった35歳の“私”。日々の仕事にゆきづまりを感じ、未来に期待感をもてない私に、老人は一晩だけの講義を開始するというストーリーです。
成功には目標設定・情熱が大事!という私の意見に対し、この老人は「そんなモノは必要無し!」と切り捨て、今日の目標は明日のマンネリしか過ぎないので、「私の唯一の目標は、明日は今日と違う自分になる!」が老人の目標である。
では違う自分になる方法とは何か?老人の主張は遊び心をもっては”試してみる”こと。
コカコーラやアップル、3M、リーバイス等はすべてこの考え方からスタートしている例も書かれています。
確かに明日違う自分になるには、今日試さないといけないですからね。
毎日毎日試して違う自分になっていく。その試し方やアイディアの出し方も書かれています。目標設定は大事!と思う方、反対の意見に耳を傾けて新たな発見があるかもしれませんので一度読んでみてください。
著者 :デイル・ドーデン
出版社:きこ書房
出版日:2001年12月1日