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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】来世では泌尿器科医師になろう!『僕らは生まれ変わってもまた「泌尿器科医」になる』

 

 以前とても可愛らしい女性の泌尿器科医に会ったことがある。なぜ泌尿器科医になったのか聞いたら、「内科もするけど手術ができるから!」と即答された。外科医としては手術ができるか否かが大切な点で、この点でも医師としてやりがいがあるらしかった。ますます気になる泌尿器科医の世界。

 泌尿器科というと何を思い浮かべるだろうか?排尿障害などの「シモ」のことではないだろうか?
 実は、腎がん、膀胱がん、前立腺がんなどのがんの治療が主なのだそう。がんの治療は、内科が検査で病気を見つけ、手術は外科医が行い、抗がん剤治療の場合は内科へ変わって治療が継続することが多いのだそう。泌尿器科の場合は手術、抗がん剤全てを泌尿器科医が対応することが通常であるため、泌尿器科医は一貫して治療に関わることができ多くの場面で医師として活躍できるのだ。んー、なんかおもしろそう。

 泌尿器科医である著者によると、他の泌尿器科医はいい人が多いらしい。それは泌尿器系の臓器の位置を考えるとわかりやすいとのこと。近くに大腸、小腸、婦人科系の臓器が多く、他の科の医師と連携を取る必要があるからなのだ。患者さんのことを考えて科を飛び越えて人脈を作ろうとする、なんだか素敵!困ったら相談しやすい医師なんて、とても親しみやすいではないか!
 
 来世ではぜひとも泌尿器科医になりたい!とも夢を抱かせてくれる本だ。もちろんなれたらですが(笑)