「これだけは、どうしても届けたい」
書店へ取次店を介さずに直接商品を卸す、いわゆる直取引で営業されてるミシマ社。こちらの代表三島氏が日頃お世話になっている本屋さんに、上記のようなお願いをした。1年間毎日違う本を読めるように365人の本屋に。
365人分のしかも、本のプロが選び抜いた珠玉の書籍が紹介されている。自分1人では到底手にする事はなかった本に出会えるのだ。また、それぞれ365人の独自の目線で紹介文が書いてあるので本書を読むだけでも、見識が広がるであろう。しかし、読んでいるとどうしてもその本が読みたくなる。そうさせる熱い気持ちがこもった紹介文。
本書を読んでいて、絵本が意外と多い事に気が付いた。特に子供向けに紹介してるわけでない。それだけ、大人が読んでも心に響くということであろう。逆に言うと子供に響く、文章と絵というのは難しいのかもしれない。作者は大人であろうから、子供の感覚をしっかりと掴んで表現しなくては絵本にならないであろうから。うーん、絵本の奥深さを感じた。