これからはIQではなくEQ。IQは言わずもがな。EQとは自分の感情をコントロールすることで、最適な行動を取る能力のこと。ヒトが社会的な生き物である限り、人間関係を良好に保つことがうまく生きるコツとなる。大事なのはいわゆる頭の良さではない。社会人としてのヒトの能力である。果たしてEQは上げられるのか?
EQをあげられるのか?の答えはイエスである。詳しくは著書を読んでいただく方がわかりやすい。喜怒哀楽を感じる時、どう思って感じているだろうか?著書の中で実は感情はコントロールできるという点がキーになっている。コントロールというのはいささか強い表現かもしれないが、感情を利用するというのが正しい。この点についてはロゴセラピーで有名なVEフランクルの「刺激と反応の隙間」を用いて説明している。
「反応を選ぶ私たちの自由と力がある」と述べたのはフランクルだが、隙間を作ることによって得られるのは早計な自動反応を避けるという余裕なのである。人間関係の中で相手の言葉にどう反応するのか?それがEQの高さの違いなのである。もともと自然にできる人もいるだろう。だが考えてほしい。刺激と反応の隙間は環境で身につくものなのだ。
最後のページをめくって思ったことは、IQは遺伝要因が高そうだが、EQは環境要因が高いかもしれない。だったらEQなら高められるかも、、とほくそ笑んだ。人間の悩み事の99%は人間関係なんだそう。だったらEQ上げて、ストレスフリーな生活をしよう!