好きなことにハマれ、とにかく行動せよ、そう繰り返し主張してきた著者のホリエモン。この本の中では、遊びにせよビジネスにせよ、「やりきる力」に焦点を絞って、成功の秘訣を明らかにしている。
ビジネスにおける「やりきる力」
どうすればビジネスが成功するか、どうすればお金も信用も集まる人になれるのか。答えは簡単だ。当たり前のことを、誰よりも高いレベルで実行することだ。時間や期限を守る、約束を守る、といった基本的なことの積み重ねで信用が得られる。また、一つのビジネスを成功させるために、素人でも思い付きそうなことを片っ端から試してみることで、うまく行くやり方を見つけて行く。そうすることでビジネスを黒字化することができる。
遊びにおける「やりきる力」
好きなことが分からない、やりたいことが見えない。誰しも思ってしまう疑問だ。ぼくが面白いと思ったことは、誰しも既に答えを持っていると言い切っているところだ。やりたいかどうか悩んでいる時点で、やりたいのだ。確かに大抵、あれがあってこれがなければできる、などと無意識的に言い訳を考えているだけだ。自分がやりたいことに言い訳や世間体を気にするプライドなど必要だろうか?悩んでいることをやりきってみる。その先に見える景色は素晴らしいだろうし、人生も充実するだろう。
この本の日本語のタイトルは、『やりきる力』。一方で英語のタイトルは、YOU CAN DO IT ANYTIME OR ANYWHERE. 訳せば、あなたはできる、いつでも、もしくはどこでも。
ぼくの解釈では、やりきる力さえあれば、あなたは自由に自分がしたいことができるし、生きたいように生きられる、というメッセージだと思う。筋力と同じで、いきなりは身に付かない。一つのことをやりきる、また次のことをやりきる、ということの繰り返しで、本当にやりたいことができる筋力が育っていく。
ぼくは今、スポーツにハマっている。元々体育会系の人間ではないし、すぐに夢中になれるタイプでもない。ひょんなきっかけで1年前からボクシングを始めて、最近は時間もあるので週4ぐらいでジムに通っている。行く頻度が上がってからもちろん成長は早いし、その分楽しくなってモチベーションも高まっている。この調子で年内にプロを目指すつもりだ。それ以外にも、フットサル、野球、ボルダリング、ダンス、スケボー、SUPなどにもトライしている。一つのスポーツにハマると、他にも応用がしやすい。また、体の使い方で参考になることもあるので、相乗効果もある。そして、心身ともに健康になるし、人との繋がりもできる。もっともっとハマって、たくさんの人にこの良さを広めていきたい。とにかく今はスポーツを通して、「やりきる力」を一つずつ身に付けることが目標だ。