服が濡れているという事は雨が降ったんだろう。では、なぜ雨が降り出したのか。
本書ではこのように起こった事象から遡って、なぜなのか考えることをまず求めている。
この考えた結果、つまりマイ・ストーリーに正解はない。
筋が通っていて、腑に落ちるならばそれでよい。
しかし、そのままにするのではなく、さらに考えるべきだと著者は言う。
マイ・ストーリーに疑念を持ち、他者の考えを聞くことでさらに考えを深めるのだ。
そうして自分なりに得た考えがあれば、問題への対処もしやすくなる。
対処がしやすいという事は、先手を打ち、望む結果を得る事も可能なはずだ。
本書では他にも考える方法、その応用法に至るまでが記載されている。
紹介されている例題と共に、考える力を伸ばしてみませんか?