著者は、自分のことを人見知りで小心者。基本的には、引きこもりだという。常に人目が気になり、失敗したくない。嫌われたくない。周りからよく見られたい。評価されたいという気持ちが強かったそうだ。
スターを目指し15歳で芸能界入りしたものの、7年後には自分の望まないかたちでフリーになってしまい、事務所からのバックアップもなくなり、人と円滑にコミュニケーションをとるために、試行錯誤してきたそうだ。
当時はその状況に納得できず、抗い続けながらも多くの人から支えられ、人と同じ道ではなく、自分は自分のやり方で、今自分に求められることをできるようにして、自分の得意なことで世の中を渡っていく方が良いと気づいたそうだ。また、自分の弱点を素直に受け入れ、相手のいいところを尊敬し学んだ方が人生が豊かになると著者は言う。
著者には評者も所属する堀江貴文イノベーション大学校(HIU)でも、度々イベントのMCをお願いすることがある。しかし、イベントを運営するHIUの実行委員は、ほとんどが全くの素人のため、突然のスケジュールや段取り変更などが度々起こる。そんな状況においても著者は、場の状況を瞬時に把握し、臨機応変に著者流に上手く明るく対応してくださりとてもありがたい。
また、見た目ももちろんだが、人柄もとても可愛らしい方なので、男性メンバーの多いHIUでは、大きなイベントがある際には「寺田さんに頼んでみようか」という声がよくあがる。それだけメンバー達にとっても、著者は他の人とは違った魅力的な存在なのだ。
本書は、小心者だという著者が、長年苦労して身につけた著者流のコミュニケーション術がつまった一冊だ。どんな場面でも堂々と世の中を渡り歩くために必要な内容である。