近年のアメリカのポップミュージックの歌詞は、近年のアメリカ社会について描いている。
その背景には、毎年行われる「グラミー賞」がある。それをきっかけに多種ジャンルのアーティストがヒートアップ。トランプ大統領の発言などもありさらに加熱した。
この本は、2014年から2020年上半期までのアメリカ社会情勢やグラミー賞などについて書いている。その年のアメリカ社会情勢、最優秀賞、活躍したアーティスト、ヒット曲の歌詞に込められた意味に着目して欲しい。
恐らく、誰もが一度は耳にしたことがある曲や、ニュースで聞いたことがあるアメリカ社会情勢について書いている為、入り込みやすい内容だ。
何気なく聞いていたポップミュージックにも、歌詞に込められているアメリカ社会においての現状、訴えがあることがよく伝わってくる。
歌詞に注目して聴くと、近代のアメリカ社会がわかる。今後のグラミー賞の見方も変わるはずだ。
本書に記載されている曲を聴きながら、その曲のアーティストの顔を浮かべながら読むと、その曲の背景が見えてくるので、おすすめだ。