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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】スキルがあれば大丈夫!?『「仕事ができる」とはどういうことか? 』

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「スキル」を積み上げても上手くなるのは、仕事の一部分における作業である。全体を俯瞰した「仕事ができる」という状態になるには「センス」が必要。本書には、その「センス」を理解し、習得するヒントが書かれています。

この「センス」を身につける上で課題となるのが、自分が「ある分野におけるセンス」を伸ばすことができるのか、事前には分からず、経験を積む中で後から分かってくるという点です。そのため、頑張るインセンティブが働きにくいので「センス」は習得しにくい。

この課題を克服して「センス」を身につけるために機能していたのが修行という考え方。師匠と呼ばれる「センス」がある人のもとで、言われたこと行い、言葉や行動を観察することで「センス」を取得することができる。この時、「センス」がない人を間違って師事すると失敗するので注意。

本書は、今より仕事の全体感を理解して業務をしたい人にオススメです。具体的には、「自己啓発や資格取得をコツコツ続けているが、仕事の活かされてない」と感じている方です。

「センスとは何か」、「センスがある人はどんな人か」を理解する具体例とヒントが多数載っており、参考になります。本書を読んで、身近にいる仕事ができるセンスのある人を見つけて、仕事の進め方を真似したいと感じました。

 

「仕事ができる」とはどういうことか?