著者は、多い日は1日10冊以上の本を読むそうだ。なぜなら、読書をしなければ絶対にいい仕事はできないからだ。本書では、本を読み、仕事に応用できるようになる方法が書かれている。
本とは必要な知識を効率的に吸収して自分のものにできるツールだと著者は言う。また、本を読むことで、知的な言葉づかいが身につき、話し方にも知性が表れるそうだ。
確かに、人と話しをすると、普段本を読む人なのか、まったく読まない人なのかは、すぐにわかってしまう。結局、本を読む人同士、または読まない人同士でないと話しが合わないという状況になる。
評者は、子供の頃は本を読むことが好きだったが、学校に入り、読書感想文を書かされたり、課題を強制されたりしたことで、一時、本を読むのが好きではなくなった。
しかし、大人になると本から学ぶことは多くなり、また、困ったときはその解決策やそのヒントが書かれているため、本は人生に欠かせないものとなった。
今では電子書籍で読むことも多くなったものの、書店を訪れるのもとても楽しい。特に仕事の日の昼休みは週に数回、書店内のブックカフェを訪れる。そんなランチタイムは、とても充実した時間だ。
どんな本を読んだらいいかわからない人は、本書評ブログで、たくさんの本を紹介している。本書でも、終章として社会人が読んでおくべき50冊リストが掲載されているため、参考にしてみるといいだろう。