月収20万円だったOLがいかにして1日2時間で月収1000万円稼ぐ人となったのか。
本書には筆者が実践する「最高の時短」とはどういう思考と行動から発揮できるのか、を書いている。
「努力しない勇気」というタイトルから始まる第2章は特に読んでいて爽快だ。「効果が出ないものはすぐに切り捨てる」その理由と、方法を明らかにしている。一度始めたことでしがみついているものは誰にもあるだろう。その言い訳はいつも「努力」だ。読んでいると、あなたの人生は誰のもの?と問われているような気持になる。
「自分が責任を持つ空間を自分で定義する」という言葉には、背筋がピッとなる。
この本は、好きなことしよう、努力しなくていいよ、というのは単なる甘い言葉を連ねた本ではない。世間の常識や人の目を考える前に、自分の目で見て自分の頭で判断する、そして自分の足で踏みだす。それが人生の無駄を減らすということなのだ。と言葉を変えて伝えてくれる。
「時間がないっ!」この言葉を口にする人は読むべきだ。一つ一つのセンテンスに、自分を振り返っていくと、おのずと自分の時間を取り戻す方法がわかってくるだろう。
筆者の米沢彩香さん、「ゆるく・楽しく・気ままに」をテーマにしたブログコミュニティを運営し、このほかにも「やりたいことを全部やってみる」など多数の本を出版されている。
ザクっと竹を割ったような切り口の文章に、読後は爽快感が広がる。
この筆者はまっすぐだ。だからこそこの本は心に刺さるし、自分を振り返ることができる。
「最高の時短」あなたの人生は誰のものだろうか?