本書は、数多くのプレゼンを経験してきた著者だからこそわかる、プレゼンの極意について書かれている。
プレゼンは、ビジネスシーンなど改まった場で行われるものだとイメージしがちだが、実際には日常の一部で行われ、生きていく上でとても重要なスキルである。
例えば、幼い子が欲しいものを泣きながら親にねだるのも、プレゼンの一つだ。結果として自分の意志が通り、欲しいものが手に入ればプレゼンが成功したことになる。
このようにプレゼンは、コミュニケーション手段の一つであり、相手の心を動かすために必要なスキルなのだ。そのため、プレゼンのスタイルに決まりはなく、自分の強みや魅力を最大限に活かし、リラックスして自信を持って話せることが重要だ。
また、例えプレゼンが苦手で上手くできなかったとしても、自分の存在をアピールし、応援したくなる存在になれば、それがチャンスとなり、信用を得られる可能性に繋がる。そもそも相手との信頼関係があれば、プレゼンなど必要ないと言う。
本書には、押さえておきたいプレゼン事前チェックリストや、ダメプレゼンの一定の法則、さらに、巻末特典として「テンプレタツ」が用意されている。プレゼンが苦手な人や自信のない人でも、本書を活用することにより達人レベルにもなれる内容である。