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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】数学って本当は面白い『北欧式 眠くならない数学の本』

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「数学嫌い」「難しい」「自分の生活には関係ない」と子どもから文句を言われる親御さんも多いのではないでしょうか。公式を使って問題を解くことだけが数学ではありません。手と体を動かして数学の面白さを実感してみましょう。


序章では私たちは誰だって数学者であると書かれています。身のまわりの植物、動物、建物、芸術、目に映るすべての場所に数学はあります。お子さんの数学の見方を変えてくれるかもしれません。


この本では多くのワークが紹介されています。どれも簡単に出来るものです。数学を使って遊べます。


北欧を代表する絵本作家によるイラストがふんだんに使われています。本編113ページ中、文字のみのページはたった5ページ(今数えました)。小学校高学年ぐらいから読める平易な文章でありながらオイラーの多面体定理・フィボナッチ数列・4色問題なども扱っています。これを読んで数学の点数が上がることはありませんが、面白さを伝えてくれる本です。


今学問と呼ばれている領域だって、言ってしまえば「誰かの没頭体験」のアーカイブであると誰かは言いました。本来は数学も面白いものです。没頭体験の入り口になるかもしれません。

北欧式 眠くならない数学の本

北欧式 眠くならない数学の本