セルフアウェアネスとは、自己認識=正しく自分を捉える力のことである。
自分について明確に認識している人は、より自信があり、より創造的である。より適切な判断を下し、より強い人間関係を築き、コミュニケーション能力も高い。
MBAで戦略論やファイナンスを習うことはあっても、リーダーの自己認識力の大切さを説かれることは少ない。しかし、セルフアウェアネスこそが、リーダーシップの原点であると本書にはある。
自分の思考や感情、そして価値観を、その時々で認識するスキルは、徹底的な自己との対話である。
そして、自己との対話ができる人は、経験学習をして自律的に行動していく。
今流行りの、ティール組織にも繫がる、行動原理、リーダーシップ原理であると感じた。
企業で勤める、40代以降の方が、自身の今後のキャリアを考える上でも、読んでみて損はない。人生100年時代、自己認知の旅はずっと続くのだから。
セルフ・アウェアネス (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ])
- 作者: ハーバード・ビジネス・レビュー編集部,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/08/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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