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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】本を読むことは、自分ができないことを疑似体験できる最高に贅沢な遊び『本は10冊同時に読め!』

本書は、月に50冊は本を読むという著者による、人生を楽しむための読書術が紹介されている。その方法とは、10冊同時に本を読む「超並列読書術」だ。本書に書かれている通りに読書をすれば、間違いなく人生が豊かになるという究極の読書法なのだ。

本を同時に10冊読むといっても、全く異なるジャンルの本を同時並行的に読むというものだ。これは技術もいらず、誰にでもできる簡単な方法だと著者はいう。実際に著者が「超並列読書術」で一カ月に読んだ本も紹介しているため、参考にするといいだろう。

著者が「超並列読書術」をすすめる理由は、異なるジャンルの本を読むことにより、脳の様々な部位が活性化するからだ。読書もスポーツと同じようにあらゆるところを鍛えることにより、バランス感覚や多角的な視野が鍛えられると言う。

また読書をすることで、思考力、想像力、決断力、柔軟性、将来性が養われる。さらに自分ができないことを疑似体験できるため、読書は最高に贅沢な遊びだと著者は言う。

そのため著者は、給料の半分は本代に使うようにすすめている。実際に著者もまだ給料が少ない新入社員のときでも、給料の大半を本に費やしていたそうだ。そして、そのおかげで今の自分があると言う。

本書では、庶民から抜け出すためのお金や時間の使い方、本の読み方、選び方、時間の作り方、大型書店の楽しみ方など面白い内容が満載だ。

また、世の中の富を支配する0.2%の人が残り99.8%の人を経済支配するために読んでいる本や、年代別の読んでおいた方ががいい本、また、著者の生き方や考え方を変えた本も掲載されている。著者が紹介する本は、面白そうなものがたくさんある。また、それらを読むことにより、世界観が大きく変わるそうなので、ぜひ読んでみようと思う。

本は、「あらゆる場面で生きる知恵を与えてくれる」本は、人生にとってそれほど重要なものなのだ。