「毎月10万円以上のローンを払うより、いつも財布に10万円以上入っている方が人生楽しいのではないだろうか」
ハリウッドで俳優の夢破れ、猿岩石状態で帰国した著者を待ち受けていたのは過酷なブラック企業であった。
その苦しみから逃れるために不動産投資を始めるが、なんとボロ物件だけを買って「ほどほどに再生」、賃貸を始める。
しかも、そのボロ物件になんと「鬼のような指値(激烈に値引きを要求する)」を入れ、あの手この手で眼が飛び出るような値引きを売主に了解させる。
その経営方針も、借金はしない、レバレッジはかけない、管理会社に頼まないどころかバイト代をもらった住人が管理、アパートで問題が起きれば住人同士が助け合う。大家である著者と住人がDIYだってやってしまう。
周囲を巻き込む力、現状を冷静に打破する力を学んで欲しい。
文章の構成や言葉使いも秀逸だ。
昨今出ている不動産投資とは真逆をいく。
「いい物件を持ってくる人が、いい営業マン」
これが解っていれば、かぼ〇ゃの馬車にひっかかるはずはないのだ。
この洗練されたボロ投資家からは、やり続ける人間にだけ道は開けることを理学べる事こと請け合いだ。
ボロ物件でも高利回り 激安アパート経営―入居率95%を誇る非常識なノウハウ
- 作者: 加藤ひろゆき
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/15
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