本書は何でも願いを叶える「青い蝶」の居場所を探しながら、古代〜近代の世界史の舞台を巡り歩いていく物語である。
歴史というとつい「暗記科目」と思いがちだが、
どんな歴史にも因果関係があり、流れがある。
本書では、その因果関係や流れを掴むのに最適な一冊となっている。
世界史の古代〜中世では、領土争いや悪政に対する反乱が数多く起きている。
それはどの国でも共通だ。
本書内では「この出来事って別の国でいう◯◯だね」等のセリフや、「現代でいう◯◯」という例えによって、出来事を分かりやすく工夫している。
私は今社会人として本書を一読したが、
高校生の時に学んだ時とは異なる時点で考えることができ、非常に学びになる。
ギリシアの人たちが参政権を求め、沢山の反乱を起こしていた反面、現状の日本では政治に対する意識が非常に薄い。
過去から現在を考えることの重大さを、世界史から考えさせられる。
学校の勉強は「暗記」とよく批判されがちだが、
その内容は決して意味のないものではない。
全ては学び方次第である。
最初の一歩が踏み出しづらい世界史だからこそ、まずは漫画から始めてみると新しい発見があるかもしれない。
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