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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ヤリチンもヤリマンも、すべてには理由がある『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』

 

好きになってくれた人を、好きになれない。好きな人が振り向いてくれた途端、好きではなくなってしまう。

この問題は、相手に問題があるのでしょうか。それとも自分でしょうか。本書では「ナルシズム」と「自己受容」の関係性に焦点を当てこの問題を解説しています。自分の欠点や短所を受容できないあなたは「自分磨き」などで武装します。そして、理想の相手が振り向いてくれても武装していない「本当の私」をさらけ出すことができず、相手から逃げ出します。「本当の私を知ったら、どうせ嫌いになる。」と。

ヤリチンを好きになる女性はヤリチンを好きにならざるをえない理由があります。自分のことが嫌いな人は自分のことを好きになってくれた人を嫌い、自分を愛してくれない人を選びます。自己受容できていない人は、告白されても「私みたいな人間を好きになるなんてありえない。」と相手を拒絶します。その点、ヤリチンは多くの人とセックスしている自分が好きなだけで、別に相手のことなどなんとも思っていません。あなたのことなど、好きでも嫌いでもなんでもないのです。

「私のことを好きになる人なんか絶対いるはずがない。」と逃げるあなたは、好きな人よりもヤリチンといる方が落ち着くのかもしれませんね。だって、どちらかというとヤリチンはあなたのことなど嫌いですしね。「おれみたいな最低のクズとやれる女なんて勘弁してくれよ。」って。自分のことを嫌っている人は、自分のことをちゃんと嫌ってくれる人間を選びます。