皆さんはK-1を知っていますか?最近では9/24日にさいたまスーパーアリーナでも大会があり非常に盛り上がりました。メディアの露出が多い選手では武尊選手が有名かと思われます。
それでも、日本で一番有名なK-1ファイターは魔裟斗選手ではないかと思われます。魔裟斗選手は高校を中退しボクシング、キックボクシングをはじめ全日本キックウェルター級のチャンピオンになりますが、金銭面や待遇は厳しく、ファイトマネーだけでは生活ができない状態でした。それと比較して、大晦日ではK-1ヘビー級が放送され社会現象となっていました。彼らはファイトマネーだけで悠々自適に生活がしていけます。
「K-1にも中量級を作り、プロである以上、キックボクシングだけで生活が成り立つような仕組みを作らなければいけない。」そこから全日本キックボクシング連盟を脱退し、フリー宣言をするも業界からは裏切り者扱いされ、練習する場所まで無くなってしまいます。
そんなどん底の状況から、自らが行動し東京ドームで行われた総合格闘技の前座で試合を行い勝利します。その打ち上げパーティーでK-1のプロデューサーに会い、中量級開催までこぎつけます。盛り上げなくては中量級の大会が存続できないないため過激な発言を繰り返していきますが周囲の選手からはバッシングされヒール扱いされます。
この本で魔裟斗選手がそういったいくつもの挫折や困難を乗り越えて2度の世界チャンピオンになる過程を知ることができます。
「ここで諦めたら、俺の人生が終わってしまう。逃げてたまるか。道を切り開くんだ。」
「逃げたいけど、一番辛い道を選ぶのが一番成功の近道」
最近ではリングサイドにて予知していたかのような神懸った解説をしています。YouTubeでも検索してみてください。ぜひ、格闘技が盛り上がっている今、一読を。