本書は自分の時間の使い方についてフォーカスした生き方、働き方について説かれている。
「石の上にも3年」的な「やり続ければ結果が出る」という考え方もありますが、著者が考える効果的な人生の使い方は、「やらなくていいことはやらない」という、ムダを極力排除するもの。自分がやるべきことやれば、それが近道である、ということである。
「タイムイズマネー」といわれるように時間は人生の貨幣。自分が所有する唯一の貨幣であり、それをどう使うかを決められるのは自分だけである。自分の代わりに他人に使わせないように気をつけなければならないということなのだ。
そこでお金を生み出すことに着目すると、「かけた時間」がお金を生み出すのではないのだ。ビジネスの結果である。会社勤めをしている人は、会社から支払われる給料は自分の時間ではなく、何らかのかたちで会社の利益に貢献した自分の「結果」に対して支払われる。そのように考えなければ、いつまでたってもダラダラした、非効率な仕事しかできないでしょう。
このように、人生限りある時間であるならば、人より段違いに速いスピードで、仕事や勉強を処理し、本書の真髄ともいえる「最高の時短メゾット」を活用して人生をより良いものしてみては、いかがでしょうか。
- 作者: 米山彩香
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/07/27
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る