山本KID徳郁さんが胃がんで亡くなられた。41歳の若さだった。小さな二人の娘さんをこの世に残して旅立たれた。本当に無念だったと思う。いつかまた格闘技の舞台に上がってくれると思っていたのに本当に残念だ。彼の闘いぶりは目に焼き付いて離れない。自らを神の子と称し、レスラー、総合格闘家でありながら寝技の無いキックボクシングのリングに上がり、秒殺KOを連発した。2004年のK-1 World MAXでの魔裟斗との対戦では、お互いの気迫のストレートがすれ違った瞬間の映像は圧倒的な迫力を持って脳に焼き付いている。
そんな、鋼の肉体を持つ山本KIDさんでも、がんには勝てなかった。重ね重ね残念でならない。
ここからは勝手な想像だが、胃がんで40歳代で亡くなったということは、山本KIDさんの胃の中にはピロリ菌がいた可能性が高い。胃がんのほとんどの原因はピロリ菌だ。コーヒーの飲み過ぎでも、焦げた焼き魚を食べる事でも胃がんになる事は無い。ピロリ菌は胃の中に住み、胃の細胞にダメージを与え続け、細胞をガン化させる厄介な菌だ。
ピロリ菌を持っている人は、胃潰瘍や胃炎になりやすいが、全くそういった症状が出ない人もいる。KIDさんは胃痛や胃炎といった症状があまり出ないタイプだったのかも知れない。胃に不安がある人は病院でピロリ菌検査をすすめられる事が多いし検査を受けるだろうが、胃に不安が無ければ自ら進んでピロリ菌検査をする人間は少ない。
もしピロリ菌がいる事がわかれば、それを体内から根絶させる治療は簡単だ。そして、とりあえずそれをしておけば将来胃がんにかかるリスクをかなり低下させる事ができる。(かつてピロリ菌がいた人は、ピロリ菌を根絶しても胃ガンになるリスクは残るので、定期検査は必要)
ピロリ菌を持っている人は早ければ40代からガンが発見される事が多い。胃の細胞ダメージが胃がんに成長するには何年もかかる。何十年かかる事もある。つまり若い人は特に、胃がんは今進行しつつあるかもしれないと考えピロリ菌検査を受けて欲しい。
ピロリ菌検査をした事がない人はこの本を買って正しいピロリ菌と胃がんの知識を持ち、この本に付属しているピロリ菌検査キットを使って自分が保菌者では無いのか是非検査してみて欲しい。
今ならまだ防げる。若い人は特に胃がんは予防できるがんだと言うことを知って、自らの身は自らで守って欲しいと思う。
山本KIDさんの死を無駄にしない為にも若い時からこの本を読んで正しい知識を身につけて自分の身は自分で守って下さい。
山本KID徳郁さんもうこの世に居ないなんて寂し過ぎます。いつか沖縄に出されたジムに出稽古に行きたいと思ってたのに。
ご冥福をお祈りいたします。
- 作者: 堀江貴文,予防医療普及協会
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