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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】人よりも殺虫灯に近い人『死ぬこと以外かすり傷』

本書は編集者である萁輪厚介の熱を電波させるためのものだ。たった1年でなぜ計100万部を突破するというヒットが打てるのか、打ち続けられるのか。なぜ彼の周りには多くの仲間が集まるのか。そんな疑問一つ一つの解がこの本には詰まっている。

先に言うなら、きっと熱だ。人間としての熱量が通常の何倍もあるのだ。そしてもう一つ、彼はあらゆる意味で自分を守らない。鎧や衣類を脱ぎ捨てることで、彼と他者の距離は限りなくゼロになる。結果、焼け焦げる人があとを絶たないのだ。

彼は人間は感情の生き物だと言う。だからこそ、同じ船に乗っているというムードになるよう意識をしているのだという。一度火をつけてもそこで満足はしない。そこから如何に一人一人の火を集めて大きな炎として燃やし続けることができるかが重要であり、その熱狂のためには著者本人が一番手段を選ばない。

中途半端に生きている人はぜひ本書を読んでほしい。そこからは見えない視界があるということがわかるはずだ。そしてそのあとは熱狂しよう、かすり傷をたくさんつけながら進もう!

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷