皆さんは、北海道の函館市と函館市近郊のみに15店出店している「ラッキーピエロ」というハンバーガー店をご存知だろうか。函館ではマックやモスよりも人気があるハンバーガーチェーンだ。GLAYのメンバーや堀江貴文氏も好きなお店だ。本書ではこの「ラッキーピエロ」経営戦略や沿革、経営者の思いなどが社長自身の言葉で描かれている。
ラッキーピエロの社長は高校時代から図書館で沢山の本を読み、ラッキーピエロを開店してからも経営学やブランディングなどを本やセミナーで学んだそうだ。だからこそ、一朝一夕では思いつかないような考えがこの本にはたくさん書かれてる。そして、小さい組織がマックやモスのような大企業に勝つためヒントが散りばめられている。
例えば、店員とお客の距離が近くなるように、ラッキーピエロ自体をコミュニケーションの媒介にしてるそうだ。そのため、トイレが汚れてたらお客が勝手に掃除してくれたりもする。堀江貴文氏はこれからの飲食店で生き残るのはスナックだとよく言っている。ラッキーピエロもコミュニティの場であるスナックに近い、飲食店として生き残る可能性が高いはずだ。
この他にも本書にはラッキーピエロの戦略などが書いてある、ブランディングやマーケテイングを学ぶ人にとって役に立つ1冊になるだろう。

- 作者: ラッキーピエロ社長王一郎
- 出版社/メーカー: 商業界
- 発売日: 2012/06/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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