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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】衝撃の事実!!そのスキンケアは、顔をクシャクシャの老け顔にさせる『宇津木式スキンケア辞典』

現代では、女性のみならず男性もスキンケアを欠かさず行っている人は多い。また人によっては、女性以上にマメなケアを行っているが、果たしてそのケアは、肌にとって本当に有効なものなのだろうか。

著者は、過剰なスキンケアは「負の遺産」として肌へ残るという。長年化粧品を使い続けると肌はひどく乾燥し、干からびる。干からびてくると、重要な新陳代謝ができなくなってくるのだ。さらに、肌のためにと思って、日々汚れを完璧に落とそうとするクレンジングや洗顔が、かえって肌を痛める。その手間が顔をクシャクシャの老け顔にさせるという。なんとも恐ろしい結末だ。

また、これからの季節に必要な日焼け止め。肌のためにと思って過剰に使用することが、かえって肌に負担をかける。著者によれば、日焼け止めをつけるかどうかの判断は「連続15分以上紫外線を浴びるかどうか」だという。まさに、きちんと理解した上で使用する必要がある。

女性は特に美白を意識して、紫外線を浴びないために極度な防御をしている人をよく見かける。全身に日焼け止めクリームを塗り、アームカバー を纏う。肌のためと思って行っていることが、ガンなどの命にかかわるような病気を引き起こす原因になるという。

本書では「髪、頭皮のケア」についても、一部ふれている。現代では、誰もが髪を染めている。むしろ染めたことがない人の方が少ないのではないかと感じる。しかしその害は大きく、アレルギー反応がない人でも、毛穴は炎症を起こしているそうだ。

また、髪を洗うたびに、その成分が顔や体につき、肌を痛め続けていると著者はいう。このように、ヘアダイによる肌への影響も大きい。頭皮と顔などの肌は基本的には同じ構造。そのため、まずはいかに肌に負担をかけないようにし、元の皮膚の状態に戻すことが重要なのだ。

自分の健康や安全は、自分で守るしかない。化粧品やシャンプーは、毎日繰り返し使用し、結果、何十年も使用していくが、その間使い続けても安全であり、害はないという保証はどこにもない。

男性でも女性でも肌のキレイな人に、日頃のスキンケアを聞いてみると、返ってくる答えは「何もしていない」ということだ。特に、年齢を重ねた人の肌はその差がハッキリとわかる。手をかければ、かけるほど肌にはそれが負担となるだけなのだ。

肌に関心のある意識の高い人は、是非、同著者による『シャンプーをやめると、髪が増える 』本ブログ4月28日掲載の書評も併せて、読んでほしい。髪、頭皮を含めた全身のケア方法について、書かれている。肌は顔だけの問題ではなく、全身のケアが重要なのだ。