本書では、消費者の心の中に「買いたい」が起こる法則を考え、売る側が消費者の「買いたい」を計画的に引き起こす術についてお話しする。
繁栄店では日夜、顧客がどんな人生観、どんな人付き合い、どんなことに喜びを見出し、どんなことで悩んでいるか、あるいはどんなことにワクワクしているか。それを1人ひとりから聞き取り、内容を記録している。
そうやって顧客と接していると次に何を買う必要があるかがわかってくるという。ということは、とりもなおさず、次に何を仕入れるべきがわかるということだ。
だからそれを仕入れて「あなたは、次これ」と勧める。それでビジネスが成り立っていく。だから売上を作るのは苦労ではないと語っている。
昨今のマーケットの流れは低価格志向だが、本来の消費者の求めているのはモノやサービスを買いたいのではなく、「未来のワクワクすること」を買いたがっている。であるならば、売り手も作り手も、それに応じて提供していけばおのずと「買いたい」スイッチが押されることでしょう。
「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く (角川oneテーマ21)
- 作者: 小阪裕司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2013/05/09
- メディア: Kindle版
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