本書は、吹雪のために閉鎖された、空港のターミナルビルで起きた、26時間の出来事である。 ストーリーは、突然足止めをされ、イラついていた主人公のもとに現れた不思議な老人との出会いから始まる。
自分が主人公だったらなんと答えるだろう。 疲労と苛立ちから、初対面の人にでも、仕事の愚痴をぶつけてしまうのだろうか 。または、本心を伝えずにごまかすのか。どのぐらいの人が、自信を持って正直に、「自分の仕事は楽しい」と言えるだろうか。
不思議な老人は 、ただの老人ではなかった 。 発明家、起業家として巨万の富を築いたマックスエルモアだということを知り、 主人公は自分の言動を後悔した。
本書の見どころは、マックスから主人公への様々な人生のアドバイスである。
現在では世界的に有名な、いくつかの企業の商品が生まれたきっかけなどを例にとり、わかりやすく説明している。
すでに、多くのビジネス書や自己啓発書を読み、学んでいる人でも、人生を変えるようなアイデアが見つかるだろう。
まさに主人公がそうだったように。
「仕事は楽しい」と素直に答えられなかった人に、是非読んでほしい一冊である。
- 作者: デイル・ドーテン
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2015/01/20
- メディア: Kindle版
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