まず、本書の流れを説明しておこう。
初級編の主語と述語の使い方から入り、次に中級編の文と文章の構造の考え方、その次に上級編の人に伝わりやすさを重視した文章の書き方、最後に全てを含めた応用編へと、ステップアップしていくHow to本だ。
「一つの文には一つの要素」これを心掛けるだけでじゅうぶん、わかりやすくなる。そうすれば、必然的に文はまとまる。一つの文にいくつもの要素を含んでしまうと言いたいことが、伝わりにくい。短くて簡潔な文をつないで文章にしていけば、しっかり伝えられるものである。
また、大阪のおばちゃん方式で文章を書くという方法がある。言いたいことを、つまり、結論を先に書く。そうすることによって、相手にダイレクトに伝わりやすくなる。
文章というのは人それぞれのオリジナリティあるものであり、自分で書いたものは自分で見直してブラッシュアップすればいい。本書を読めば、基礎的なことはできてくるので、書きたいことがじゅうぶん書けているか、書き足りないところがないか、どうか確認し、そして不必要なところを削る。
最終的に、しっかりした文章力を身につけていると、日常会話でも表現力が増し、コミニュケーション力が高まるという。自分も、まだまだ文章力が低いので、日々勉強していこうと思う。
マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~
- 作者: 前田安正
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る