ユニクロの創業者である柳井さんはどの様に考え行動し会社を大きくしたのか。本書からはユニクロの歴史、そしてまさしく仕事一筋の人生を生きてきた柳井さんの考え方、生き様を知ることができる。
成功者は勝ち続けているように見えるかもしれない。だが、成功の陰にはいつも多くの失敗がある。凡人は失敗から目をそらし、あるいは失敗にすら気づかず傷が深くなってしまう。しかし、柳井さんの場合は違う。失敗から目をそらすことない。失敗からこそ多くのことを学び成功へと繋げる。
また経営者が出版する本は家族について触れていることが多いが、本書ではさわりの部分で父親について触れているだけで、あとは全く触れられていない。そこからも柳井さんの仕事一筋の人生を感じ取ることができる。
柳井さんの仕事に対する熱い思い、苦悩そして失敗からの成功。いったい自分はどのように人生を歩めばいいのだろうか。柳井さんの半生から大きな刺激を受けさせられた一冊だ。