HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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人文・評論

【書評】素敵な人と素敵な本の出会い『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』

タイトルの通り、本書は著者が出会い系サイトで本勧めていたときにあった1年間のお話である。 著者の花田菜々子は「ヴィレッジバンガード」に12年勤めたのち、「二子玉川 蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の本屋」店長を経て、現在は「HMV &BOOKS H…

【書評】狂え!落合陽一『日本再興戦略』

人類が転換期にある時、時代を変える一冊が生まれる。筑波大学准教授、メディアアーティストの落合陽一による本書により時代がアップデートされるであろう事を疑わない。 本書ではまず欧米神話を見直し、その上で日本とは何かを考え直すこと。そして、テクノ…

【書評】衝撃の事実!!そのスキンケアは、顔をクシャクシャの老け顔にさせる『宇津木式スキンケア辞典』

現代では、女性のみならず男性もスキンケアを欠かさず行っている人は多い。また人によっては、女性以上にマメなケアを行っているが、果たしてそのケアは、肌にとって本当に有効なものなのだろうか。 著者は、過剰なスキンケアは「負の遺産」として肌へ残ると…

【書評】セルフプロモーションが力を持つ世界『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』

本書は“モテクリエイター”のゆうこすによる、セルフプロモーションの手引きだ。そもそも“モテクリエイター”とは何だろうか、これは彼女が自ら作った肩書きだ。モテたいという彼女自身の願いと同じ思いを持つ女性達の背中を押したいという願いが込められてい…

【書評】ウンコ満載!世紀の奇書『くうねるのぐそ』

ビジネス書というものは現状を変えるため、役に立つために書かれている。そういった意味ではHow to本と言っても過言ではないだろう。また、小説は読者を想像の世界に誘う。日常では味わえない、冒険の世界や宇宙旅行、事件などの非現実世界に簡単に連れて行…

【書評】人生の分かれ道『服を変えると、人生が変わる~一流の男の身だしなみ~』

本書は「服を変えると何が変わるのか」身だしなみを通し、どう生き方を変えていけるのかをテーマに、三人に向けて書かれた本である。 ①オシャレになって生涯所得をあげたい人②自分のオシャレでないところに、気づきたい人③大切な人をオシャレにしたい人 オシ…

【書評】ブサイクだろうが金が無かろうが…『LOVE理論』

「結論からいうと、今からトム・クルーズよりもモテる男に育て上げることになる。」これは巻頭の言葉である。 人の悩みを解消するための心理学書に決まって出てくる言葉がある。「人には生まれ持った才能がある。ありのままの自分を受け入れましょう」ありの…

【書評】分かり合うことを諦めない。『解決したがる男共感がほしい女』

女性との会話や相談でしていけないこと。それは無駄なアドバイスです。そもそも、会話をしているとき女性は相手の「顔」に注目しているのに対し、男性は「話の内容」に注意を払っているという違いがあります。女性は会話の内容などはどうでもよくて、相手が…

【書評】私たちは分かり合えるはずだ。『察しない男 説明しない女』

女性は好きだろうか。私は好きだ。タイプは様々。なぜならすぐに良いところを見つけるからだ。勝手に自分の都合よく加点していく。そしてすぐに沸点に達し恋に落ちる。秒速で。誰にも止められずに。女性に力をもらい、女性に泣き、女性に育てられ成長してき…

【書評】髪がサラサラは、干からびている『シャンプーをやめると、髪が増える』

老若男女問わず、髪に対する様々な悩みを持っている人は多い。 髪の量が多い又は少ない、抜け毛、髪のパサつき、くせ毛、思ったようなスタイルが作れない、また今は問題がなくても、将来の自分の髪を心配するなど髪の悩みはつきない。なぜなら、髪はその人の…

【書評】やりたいことと、やっていることとの葛藤とは?『脱線者』

いまや、ドラマや俳優で活躍する織田裕二が半生を見つめ直し、自殺を考えた高校時代、俳優をやりながらの自分との葛藤を、同じ時代を生きる読者に向けて語られた書籍である。 織田は高校時代にカンニングがバレたことがある。先生が「お前さ、カンニングした…

【書評】100年前の言葉『働く理由』

『生きるために働く必要がなくなったとき、人は人生の目的を真剣に考えなければならない』これはイギリスの経済学者ケインズが1930年に出した「100年後の予言」です。現在、BIの導入も検討され、この予言通りに時代が進んでると考えられます。「経済的に豊か…

【書評】「本が人になった!」アリストテレスが現代に『振り向けば、アリストテレス』

アリストテレスは、プラトン、ソクラテスと共に西洋最大の哲学者の一人で「万学の祖」とされている。現在の学問のほとんどはアリストテレスの哲学の範疇とされるほどの偉大な人物であるにもかかわらず、著者の言うように日本ではあまり知られていない。 その…

【書評】仕事で悩んだときに本書を開いてみてください。『スターバックスCEOだった私が社員に贈り続けた31の言葉』

拝啓 がんばっているあなたへ毎日、仕事で忙しいでしょう。遅くまで大変ですね。そんなに熱心に取り組める仕事に出合えたなんてすごくラッキーなことです。 ただ、ふとしたときに「このままでいいのかな」と思うことはありませんか。何のために、こんなに働…

【書評】あなたは「会社」を頑張っているのか、「仕事」を頑張っているのか?『会社で不幸になる人、ならない人』

著者から見て、かつての同僚や先輩、後輩、上司を何十年後かに振り返った時、現在幸せになっている人は、昔から会社員としての思考、行動原理、習慣が正しい人であった。幸せになる人は「やるべきこと(あるいはやってはいけないことをやらなかった)」、不…

【書評】読書後のフォロー『レバレッジ・リーディング』

レバレッジとは「てこの働き」を意味しています。レバレッジ・リーディングとは「多読術」を意味し、”本を読んで、そこに書かれているノウハウを自分流に応用し、実践で活用する”ことが、ビジネスにおいてレバレッジをかけるということになります。 ウォルマ…

【書評】ビジネスの原則を愛をこめて『ビジネスマンの父親より息子への30通の手紙』

著者キングスレイ・ウォードはカナダ人の実業家であり、苦労して大学を卒業した後、公認会計士として6年働き、化学事業を興して成功するも、二度にわたる心臓の大手術を受け死に直面する。そして生きているうちにこれだけは息子に伝えておきたいと願い、息子…

【書評】古代ギリシャの神殿は、本当は極彩色だった!?『古代ギリシャのリアル』

日本人にもおなじみの、白亜のギリシャの神殿。 実はそれが、当時は極彩色で彩色されていた! 本書の冒頭では、日本ではなんとなく「常識」と思われがちだが実はそうではなかった――というような、古代ギリシャにまつわる幾つかの事柄が取り上げられている。 …

【書評】いつもお世話になっております。SODの哲学『がなり説法』

「人様に認められない職業に就く」テレビのゴールデンでお笑い番組を制作しているときは「カッコイイ社会人」、AVメーカーでAVを制作すると「ブスな社会人」として見られる。銀行は取引をせず、警察からはゴキブリ呼ばわりされ、おしゃれな事務所は借り…

【書評】プロの仕事とは。『わが青春のマジックミラー号 AVに革命を起こした男』

皆さんはマジックミラー号をご存知だろうか。中から外は見えるが外から中の様子は見えない、マジックミラーを実装した車両だ。単刀直入に言えばAVの企画物だ。近くを通りがかる一般女子に声をかけ、同意の元車内に入ってもらい、金額レベルに応じた脱衣や行…

【書評】行動に対する新しい解釈『賢者の書』

スティーブ・ジョブズ氏の有名なスピーチで「点と点を最初から結ぶのはむずかしいことです。後に振り返ったときに初めて、点と点を結んでいた線が見えるのです。だから、いま一見無関係に見える点もいずれは自分の人生の中で大きな線でつながれることを信じ…

【書評】長いようで短い『生きているうちに。』

『人生とは旅であり、旅とは人生である。』これは元サッカー日本代表選手、「中田英寿」氏が引退を発表した際のブログのタイトルです。 旅。地図も無ければ、目的地も分かりません。自分がどこに行くべきか、何をすべきかが分からず、なかなか決めることがで…

【書評】自殺しようと、対向車に突っ込むときに気付いたこと『あした死ぬかもよ?』

20代で起業した男性がいました。その人は見栄を張り、自分の等身大以上の経営をしてしまい、1億円の借金を背負いました。 借金を返そうとしても返す術はなく、選んだ方法は保険をかけて対向車線に突っ込み、自殺するという方法でした。 運転中、何度も対向…

【書評】驚愕!スーツはモテない!?オールドエリートだらけの日本企業『NEW ELITE』

本書では、自分を変えたい人、仕事を楽しみたい人、社会を変えたい人に向けて、これからの時代をリードする「ニューエリート」の価値観、仕事、生き方について書かれている。 日本では当たり前の朝夕の通勤時の光景。老若男女問わずスーツ姿で同じ時間帯に満…

「リア住」による異色の仏教解説書『蝉丸Pのつれづれ仏教講座』

日本人の生活に当たり前に浸透しているものの、意外と知らない「仏教」について、サブカル的な例えを交えながら丁寧に解説した本です。 著者の蝉丸P氏はこの本を書く以前よりニコニコ動画などで仏教について発信していた、現役の住職「リアル住職=リア住」…

21世紀版、非戦の書『頭に来てもアホと戦うな!』

東京で行われた勉強会が夕方に終わり、私は品川駅から名古屋駅までの帰りの新幹線に乗っていた。席はB席。幸い、隣のA席には優しい老婆が座り、Ⅽ席は空席のまま電車は品川駅を出発した。私はDVD『僕の彼女を紹介します』を見るためにPCを出し、そして休憩が…

経験ではなく、頭で判断するとどうなるか『やさしい人』

「人類を愛する人」と「隣人を愛する人」。どちらに現実感覚があるのでしょうか。 「人類を愛する」ためには、ただ最もらしい愛を叫んでいればいいです。家で自分が食べた食器も洗わない、職場の人に挨拶をしない、ゴミをポイ捨てする、それでも、人権、愛、…

ロボットと人間の違いとは『イブの時間』

舞台はアンドロイドロボットが家庭で使われるようになった時代。ロボット達は人間に内緒でこそっと仕事を抜け出してあるカフェに通っているそれが『イヴの時間』。 ロボットと人間の区別が付かないこの世界では頭の上にロボットである目印を表示することが法…

ダンカン、ばかやろー!!『バカ論』

本書は、著者ビートたけしが「バカ」という言葉について、人生観など交わせて掘り下げていく書籍だ。 「ダンカン、ばかやろー」「らっきょ、ばかやろー」など数々の「ばかやろー」を発してきたが、バカというのはお笑いにとって、褒め言葉である。「こんなバ…

ほんをよんで、やすむ。『こうやって、考える。』

「本を読むこと」は「思考すること」の手助けとなるのか。 これを考えるとき、読書は必ずしも「思考すること」の手助けをすることにはつながりません。読書をすることで「知識」、つまり「他人の考え」は手に入りますが、それをあたかも自分が考えたことのよ…