ライター:Yumi Ishii
本書では、キャリア選択の失敗を減らすための科学的に正しい仕事の選び方について伝えている。 人が職業選択できるようになったのは、19世紀に入ってから。それまでは、狩りなど生きていくために必要なことを行ない、その後も世襲性により親の仕事を継いだり…
人々が抱えるその悩みの原因は、実は自分自身にあるのではなく、人類が生き残るためにインプットされた遺伝情報によるもの。 そのため、環境が変わり、危険にさらされることが少なくなった現代でも、人は安全なことにまで過剰にストレスを感じてしまう。 本…
本書は、医師であり、経営コンサルタントの著者が、数多くの企業の社員や組織管理者の声を聞き、そこから得られた情報を経営学、医学、心理学の専門知識をもとに、組織の問題点を科学的に分析する。 多くの組織がかかえる人材の悩み。退職者が相次ぐ組織を例…
本書は、食育日本料理家として活動を行う著者により、1000年以上続く日本の食文化や日本料理にあるその意味や、楽しみ方について紹介している。 著者の活動の中でも、フランスで行う日本料理のマナー教室や実演は、毎回大盛況で、フランス人の日本料理に対し…
1日たったの5分。本書を読むことにより、教養が身につく。本書が読み終わる1年後には、自分が暮らす世界の見方が変わってくるそうだ。 今回とりあげる華道とは、生け花とも呼ばれ、季節の草花や木の枝を使い、その美しさを表現したり、観賞する芸術である。 …
本作は、遂にシリーズ第5弾、テーマは日本。日本版を読みたいという多くの声により誕生したそうだ。日本を知るための365の知識がまとめられている。 今回は、伝統・文化の芸妓(舞妓)、幇間についてとりあげる。芸妓とは、「唄や踊りなどの芸で、宴会の席に楽…
本書では、日本の学校や教育、著者が立ち上げたゼロ高等学院について、また生徒自らが今、目指していること、ゼロ高を選んだ理由やその経緯について書かれている。 ゼロ高等学校「ゼロ高」とは、座学よりも行動を目的とし、通信制高校との提携により、高校卒…
地球温暖化を解決するために構想し、導き出された「空調服」本書では、それを発明するに至った著者の思考の世界や、その実験について書かれている。 空調服の始まりは、地球温暖化防止を目的とし「エネルギーをあまり使わないクーラー」という著者の思いつき…
今、当たり前のように行っている仕事は、本当に必要なものなのか?本書で紹介するのは「To Doリスト」ならぬ、やらないことを明確にする「To Stopリスト」だ。 例えば、定例会議や手作業での集計、資料作成等がそれにあたる。何かを新しく始めるときや、忙し…
本書では、父の時計部品製造会社を突然引き継ぐことになった娘の早苗が、会社を経営していくために学んだ会計の知識について書かれている。 会計の知識を学ぶ一つの方法として紹介されているのが「マネージメントゲーム」だ。参加者全員が製造業の社長となり…
著者は、多い日は1日10冊以上の本を読むそうだ。なぜなら、読書をしなければ絶対にいい仕事はできないからだ。本書では、本を読み、仕事に応用できるようになる方法が書かれている。 本とは必要な知識を効率的に吸収して自分のものにできるツールだと著者は…
本書では、総務や経理他、会社全体の事務業務をITにより最適化する方法や、活用の重要性について書かれている。 採用管理、労務管理、勤怠管理、給与計算、経費管理をまだまだアナログで行っている企業は多い。しかし、アナログを継続すれば、当然問題がおこ…
前作の『アルゴリズム音読』では、基本的な文法の習得を重視していたが、本作では高校中級程度である英検準2級対策に特化し、実際に英検の問題作成をしている人の協力により、本書ができたそうだ。 英検に特化した理由は、英語の習得には英検の基準である、…
スマホは、思考と行動を加速するためのツールだと著者は言う。本書では、情報、ビジネス、プレゼン、服装、英語、健康など幅広いジャンルにわたりスマホを使い、人生を豊かにするための実践法が書かれている。 評者は本書の発売を楽しみに待っていた。なぜな…
本書では、2013年に立ち上げたロケット開発と打ち上げサービスを実施するインターステラテクノロジズ(IST)の活動や、日本が宇宙進出をしていかなければいけないその理由について解説されている。 宇宙ビジネスをはじめた当時のメンバーは、専門家や技術者で…
現代は情報があふれ、また、それぞれのモノが人の時間を奪い合う時代となった。調査によると人が意識して行う行動はたった5%であり、95%は無意識に行っていると言う。 人々がモノを選ぶ際にも、一瞬でその価値を判断しているため、多くのモノの中から自社…
本書には、著者が考える東京都への37の提言が書かれている。著者は長年にわたり、数多くの書籍を出版しているが、その中でも本書は、非常に興味深くとても関心が持てる内容であった。 東京都知事による公約はこの4年間で実現されなかったが、東京都民による…
現代は情報があふれ、また、それぞれのモノが人の時間を奪い合う時代となった。調査によると人が意識して行う行動はたった5%であり、95%は無意識に行っていると言う。 人々がモノを選ぶ際にも、一瞬でその価値を判断しているため、多くのモノの中から自社…
本書の最後は、終章として新しい東京を作るために、人々が声をあげることの重要性について書かれている。 この四年間、現東京都知事による公約は実現されなかった。これからの未来、日本はこのままでいいのだろうか。そう疑問に思う多くの人々が東京都知事選…
本書の最後は、終章として新しい東京を作るために、人々が声をあげることの重要性について書かれている。 この四年間、現東京都知事による公約は実現されなかった。これからの未来、日本はこのままでいいのだろうか。そう疑問に思う多くの人々が東京都知事選…
本書では、著者が考える東京都を改造するための提言が書かれ、第五章では「未来の生き方」がテーマだ。 著者は男性よりも女性が長生きなのは、女性のほうが「コミュニティが広い」ということが関係していると言う。確かに年齢を重ねている女性でも活発に習い…
本書では、著者が考える東京都を改造するための提言がまとめられている。第四章では「都政」をテーマに、評者が興味を持った「都職員の英語公用語化」について取りあげる。 著者は言う東京都を本物のグローバル都市にするために「東京都の職員に英語の使用を…
本書では、東京都を改造するための37項の提言がまとめられている。第一章では「経済」をテーマに、著者が実業家目線で考える「東京を経営するとしたら」というとても興味深いものだ。 本書評では、評者が興味を持った提言の一つ「足立区は「日本のブルックリ…
「使えない」「迷う」「面倒」「やり直し」このようにユーザーが感じたらそれはすべて「バグ」ユーザーが適切な判断ができなかったり、その行動を妨げたり、無駄な動きが必要なものには、改善する余地がある。 著者は、それぞれの改善点を見つけて、よりスム…
本書は、名作「風と共に去りぬ」を著者、林真理子氏流にアレンジされた作品の第二巻。南北戦争がさらに激化するアメリカ南部で、激動の日々を送る恋愛ストーリー。 著者が作家になるきっかけとなった『風と共に去りぬ』そこまで著者を魅了した理由の一つが、…
本書は、日本で初めて世界の名作戯曲を小説化したシリーズの第一弾。ロシアを代表する作家チェーホフ氏の四大戯曲の一つを、二時間で読めるように現代の言葉でわかりやすくまとめられている。 主人公であるラネーフスカヤは、貴族としてなに不自由なく育ち、…
本書は名作「風と共に去りぬ」を著者、林真理子氏のアレンジにより主人公スカーレット・オハラを一人称にして新たに生まれ変わらせたストーリーである。 世界的な有名作品にもかかわらず、評者自身は、小説や恋愛ものはあまり読まないため、ストーリーを知ら…
世界96ヵ国をまわった著者が、元外交官という経験から、外国人の視点に立った興味深い日本の歴史や文化について12のテーマに分けて紹介している。 そのテーマとは「無駄を省いた禅の思想」「飛脚を使った物流システム」「ハイレベルな江戸の庶民教育」「サス…
本書は東京都知事選挙を数か月後にひかえ、現在の都知事が掲げた公約を振り返り、著者が考える東京都の改造計画について事例をもとにわかりやすく説明している。 評者が興味を持ったのは「東京都心に24時間営業のゴルフ場を造りたい」というものだ。世の中の…
「自分に自信がない」これは、日本人の口からよく聞く言葉だ。なぜ自信がないのか?多くの人は、自信を持つのに具体的な根拠を必要としている。しかし、それは本当に必要なものなのか? 世界に目を向けると、例えば欧米人は、全く経験のないことでも、「でき…