ライター:倉田阿耶
「知名度が上がればブランドになる」と考えている方が世の中には多くいます。ですが、それは間違いです。ブランディングとは、”知らせる”という狭義のものではなく、企業の柱を”見つけ、育て、強くする”その一連の過程を指すものだからです。 時代は「規模の…
本当においしいものは言葉を探す必要もなく、喉を通過したときにはもう感嘆の声が出て、そして胃におさまるころには、花がひらくみたいに言葉が湧き起こってくる。 ひょんなことからサンドイッチ屋さんで働くことになった僕。それからは水曜日を除いて毎日の…
どんな風に書くかというのは、どんな風に生きるかというのとだいたい同じだ。どんな風に女の子を口説くかとか、どんな風に喧嘩するかとか、寿司屋に行って何を食べるかとか、そういうことです。 著者は文章を書くことについての質問をよくもらった。文章を書…
あなたは、1万円札に永遠の価値があると本気で信じているだろうか?1万円札は製造コストたった二十数円の「紙切れ」である。そして、そんなお金という「ただの紙切れ」つまりフィクションに翻弄され四苦八苦している人たちはただのドMである。 著者は、私た…
頭痛、目の疲れ、指の疲れ、背中のコリ、腕の張り、腰痛、むくみ、冷え。あなたはいくつあてはまりますか?人間はただ座っているだけで、とても疲れます。一日中デスクワークで、体の疲れに気づいているのに、放置していませんか? 座り仕事をしている人の中…
ことばというのは、おもしろいものである。玩具としてもおもしろくて、実用の道具としてもおもしろい。ときには、ことばそのものが、神の役割をすることもある。ことばで、人を殺すこともできるし、人のいのちを救うことだってありうる。 自己肯定感って、「…
マスメディアは「正しいこと」を報道しようと努力する。しかし、「正しいこと」には別の「正しいこと」が返ってくる。それは果たしてコミュニケーションなのでしょうか。 新聞とは正しいことをキチンと書いて伝えるものだと思ってきた。でもそうしてがんばっ…
あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?そしてその「大切な人」は、あなたをいろいろと助けてくれる人ですか?それとも、あなたのほうが相手をいろいろと「助けてあげたい」と思う人ですか? 母親は、赤ちゃんが自分のために何もしてくれなくても心の底か…
坂本竜馬は、不思議な人物だった。決して欲というものがなく、周りが勤王だ、攘夷だ、と熱に浮かされ騒いでいる中で、一人冷静に自分の考えを持ち、かといって自分の中にはしっかりと熱く燃えるものをもっている。周りに流されなければ生きづらい世の中でも…
何かを破壊したい、と思ったことはないだろうか。誰にでも、ある時期には、どうしようもない破壊衝動のようなものが沸き起こってはこないだろうか。こんなことを、こんな混沌を、感じない人がいるのだろうか。 ラベリング理論というものがある。前科のレッテ…
東京拘置所で丸刈りになり、長野刑務所へ。独房ではウツになりかけ、介護衛生係になり、他人の下の世話をし、腎臓結石が見つかり、揚げたてメンチカツはおいしく、ジョブズ死去を独房で聞き、きな粉で難なくご飯が食べれるようになり、ついに体重は30キロ減…
たかがカネのために働くべきではない。「カネなんてなくても死にはしない」と突き放すからこそ、逆説的にカネが儲かるようになる。カネは追えば追うほど逃げる。自分が好きなこと、夢中になっている得意技を徹底的に極めつつ、「他人の役に立つ」という青臭…
真夜中のリビングではじまる幽霊たちのパーティ。穴の中から出てくる緑色の獣。氷男と結婚した女。本書では、不思議な世界が、七つの短編で繰り広げられます。 胸がざわざわするような恐怖感を感じるけれど、どこか心地よい世界観。わけがわからないけど、何…
あなたは本当はどんなふうに暮らしたいですか?一度立ち止まって、あなた自身の「楽しい」を基準に考えてみませんか。「他人に何とかしてもらいたい」と考えるのではなく、「自分の力で変えていこう」という考え方に変えていきましょう。本書では、そもそも…
特定の企業に雇用されて働くということをせずに、若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごした著者は、随分世間離れした人間になっていた。 そんな著者だからこその「社会」という場所で起こる様々な出来事への驚きの連続。著者がピカピカ…
若くして夫を亡くし、義父との二人暮しを続けるテツコ。ある日突然、笑うことができなくなってしまい会社を辞めた元客室乗務員の「ムムム」。顔面神経痛になり、深刻な病状の患者の前でも意図せず笑ってしまう産婦人科医のサカイ君。バイクで事故って正座が…
実際にあった9件の親殺し事件を題材にした、「親殺しには子殺しが先行している」というテーマの本である。9つの事件の主な要因を、「教育家族」、「離婚」、「対人関係」の三つに区別し、仏典に描かれた阿闍世の親殺し事件をも手がかりに、親のあり方や救…
生きていくうえで大切なのは、ただ単に美しく見えるということだけではなく、「美を生きる」ということ。そのことを常に心の片隅に置きさえすれば、自分を見失ってしまうということにはならないでしょう。 「美を生きる」ことさえできれば、呼吸する一瞬一瞬…