HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】未来へのオフィス戦略。『業界の裏表を知りつくすプロ経営者が教える賃貸オフィスの最強戦略』

知人の経営者が出版をしたと言うので読ませていただいた。著者は、株式会社MACオフィスという、オフィスコンサルティング事業を行なっている会社の代表取締役社長兼CEOだ。その彼が、自身の得意分野である企業組織の賃貸オフィス戦略についての数々を披露す…

【書評】忘れることは永遠の死である、死んでも生きる者達『死にゆく者からの言葉』

死にゆく者からの最後のメッセージ。それは人生最後の仕事であった。言葉だったり、手紙だったり、行動だったり、感情だったり。体の中に収まっていたものを解放した瞬間、1番生きていると感じていたかもしれない。次の時代に何か爪痕を残すかのように。 著…

【書評】人見知りの人は、信頼関係を築けばいい。『「一生」の自信を「一瞬」でつくる本』

著者は、スポーツ、勉強、音楽、恋愛、仕事などあらゆる分野において挫折し自信がなく、自分は最悪の人間なんだと常に自虐していたそうだ。そのきっかけは、父親が泣き出すほどの悪い成績をとってしまったり、突然女子からブサイクと言われ女性と話しができ…

【書評】社会人一年目の教科書『働く君に贈る25の言葉』

著者である佐々木氏が社会人になったばかりの甥に向けた手紙という形で本書は構成されている。個人的には20代で読んでおくと、後々色々と収穫が得られると思う。著者の経験談も随所にあり、具体的な事例は面白い。私もサラリーマンを経験したことあるが、本…

【書評】バズらせたいなら読もう。『100万PV連発のコラムニスト直伝 「バズる文章」のつくり方』

現代の最強必須スキル「発信力」。何をするにも重要なこの力が、この一冊で身につく。まず各SNSの使い分けや特徴、ターゲッティングについて述べられた後、具体的な手法をtwitterを中心に教えてくれる。「スキル」は才能ではなく、練習すれば身につけること…

【書評】今の日本を予知していた?『河童』

著者である芥川龍之介が自殺した1927年に発表された小説。芥川の晩年の代表作であり、命日である7月24日が「河童忌」と呼ばれるのもこの由縁らしい。世の評価では当時の社会を痛烈に批判した作品のようであるが、私はありのままの人間の姿を河童に見立てて、…

【書評】あなたの発信は意見ですか?それともただの反応ですか?『自分の意見で生きていこう〜「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ〜』

今まで「意見」だと思っていたものが、実はただの「反応」だったことには驚きを隠せなかった。確かに意見を言ってるつもりの人が実際多いであろう、私もその1人だった。では意見とはどういうことであろうか?そして自分の意見を持つ価値は?これからの時代…

【書評】本気の恋してましたか?『放課後の音符(キイノート)』

17歳女子高生の恋バナが短編8話収録されている本書。8人の多感な時期の女の子の繊細な恋心が綴られている。男からすると、「女の子って17歳から、こういうことまで考えているんだ・・・」と率直に感じた。男の私が読んでいると男女の思考回路の違いがまた面…

【書評】本気の恋してましたか?『放課後の音符(キイノート)』

17歳女子高生の恋バナが短編8話収録されている本書。8人の多感な時期の女の子の繊細な恋心が綴られている。男からすると、「女の子って17歳から、こういうことまで考えているんだ・・・」と率直に感じた。男の私が読んでいると男女の思考回路の違いがまた面…

【書評】やっぱり人を大事にする事だよなァ『日本でいちばん大切にしたい会社』

著者である坂本氏は様々な企業を訪問調査して、本書が初版された2008年の時点で、その数は6000社を超える。その中で日本で大切にしたい5社についてピックアップされており、2022年1月時点でもちゃんと5社は存在していた。坂本氏が言う、会社にとって1番大切…

【書評】菅田将暉の育て方。『3兄弟のあしあと 才能の芽を育んだ菅生家の子育て記』

この本は、或る一家の、或る母親による、或る3人息子を育てた体験を元に書かれたものである。たまたまその3兄弟の長男が俳優の菅田将暉であり、著者の夫、つまり菅田将暉の父親が、たまたま私と13年前からの知人なのであった。読まないという選択肢は無い。…

【書評】Simple is loved『絵で見る英語』

ほぼ英語と絵で構成された本。本書のカバーとちょろっと日本語で書かれているところを抜かせば世界共通になる。本編に至っては英語と絵だけなので正にユニバーサルデザインだ。結構斬新な作りになっている。 文章を読むのが苦手な人には特にお勧めである。視…

【書評】普段の生活にちょっとした彩りを『暮らしのヒント集』

ちょっとした気付きや普段の心持ちが変わってくると生活に華やかさが生まれる。そんなヒントが短文で400以上ある。何気なく使っている物や習慣に対して少しでも向き合った事はあるだろうか?小さな事から見直して、変化していく楽しみを本書は教えてくれる。…

【書評】親子の勉強ツール『こども六法』

題名通りにこども向けと思って開いてみたら、あらびっくり!大人が読んでも十分に勉強になる。私は一回だけ六法全書を見たことあるが、1ページも理解できずに閉じた記憶がある。それをここまで噛み砕いて説明しているのは、著者の言葉選びの賜物だろう。法律…

【書評】世の中の潮流、その変化を暴く『CHANGE LEADER 「多様性」と「全員参加」を実現させるリーダーシップの身につけ方』

日々の小さな変化に気づき、次なる一手を素早く下し、周囲と協力しながら道を切り拓いていける。そんな人材を本書では「チェンジ・リーダー」と述べている。アクセンチュア出身の著者ら3名が、これからの時代のリーダーについて「新型コロナ」、「IT・AI」…

【書評】日々の変化、楽しんでますか?『なずな』

赤ちゃんというのは求心力があり、周りの者を魅了して惹きつける。可愛いから?なずなを読むとそれだけではない何かを感じる。田舎が舞台のなずなと周りの人達との見えない縁の物語。都会のストレスに疲れた方に読んで欲しい。 主人公は40代半ばの新聞記者の…

【書評】例外のあるところに尊厳はない。『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』

32年の眠りからの覚醒。しかしそれは、新たな戦いと、愛する者との別離を招いただけの、彼にとって辛く不幸な出来事であった。その、「異能者」とも「神殺し」とも、或いは「触れ得ざる者」ともあだ名される男の目覚めの物語『赫奕たる異端』で起こした、後…

【書評】例外のあるところに尊厳はない。『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』

32年の眠りからの覚醒。しかしそれは、新たな戦いと、愛する者との別離を招いただけの、彼にとって辛く不幸な出来事であった。その、「異能者」とも「神殺し」とも、或いは「触れ得ざる者」ともあだ名される男の目覚めの物語『赫奕たる異端』で起こした、後…

【書評】ピンときた!となるための 『はじめて考えるときのように〜「わかる」ための哲学的道案内〜』

色々と考え事が多い現代人、そもそも考えるってなんだ?読んでいく内に考える事について深く知り、「体感的」に納得できる。非常に面白く言語化されている。考えすぎて煮詰まった方、これから新しい事を考えようとしている方に是非お勧めしたい。考えるとい…

【書評】ピンときた!となるための 『はじめて考えるときのように〜「わかる」ための哲学的道案内〜』

色々と考え事が多い現代人、そもそも考えるってなんだ?読んでいく内に考える事について深く知り、「体感的」に納得できる。非常に面白く言語化されている。考えすぎて煮詰まった方、これから新しい事を考えようとしている方に是非お勧めしたい。考えるとい…

【書評】推しのためなら死ねる『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認』

「ぴえん」という言葉をご存知だろうか?2019年頃から若者の間で流行しており、残念なときや嬉しいときの心情を表す汎用性の高い表現として広まっていった。この多様な意味を持つ「ぴえん」は、次第に行動様式の意味を持ち始める。ぴえん系女子である。 原宿…

【書評】  もう「組織が悪い」という言い訳は許さない 『マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド』

USJを瀕死の状態から救った、スーパーマーケッター森岡 毅。彼が去った今もUSJは快進撃を続けている。それは「持続可能なマーケティング力の構築」に成功したからだと言う。 いわゆるマーケティング本は抽象的な概念の羅列で終わっていることが多いが、この…

【書評】間違った常識に流されていた自分と決別しよう!『上京物語 〜僕の人生を変えた、父の五つの教え〜』

今まさに大学進学のために上京しようとしている若者が、東京行きの新幹線の車内で父親からの長い「手紙」に目を通す。そこには普段言葉を交わすことのない息子の将来を危ぶみ、人生を後悔して欲しくないと、多くの人々が信じている『常識の殻』を破ることを…

【書評】間違った常識に流されていた自分と決別しよう!『上京物語 〜僕の人生を変えた、父の五つの教え〜』

今まさに大学進学のために上京しようとしている若者が、東京行きの新幹線の車内で父親からの長い「手紙」に目を通す。そこには普段言葉を交わすことのない息子の将来を危ぶみ、人生を後悔して欲しくないと、多くの人々が信じている『常識の殻』を破ることを…

【書評】過去が甦る『文房具56話』

文房具というものは大人の場合は事務作業、子供の場合は勉強に使われる事が多いだろう。そんな文房具に対しての著者の随想集。文房具の思い出話が多く、何か気持ちがほっこりする。文房具という無機質な物に生命が宿られる、そんな風に思わせる筆者の文章力…

【書評】僕の本当の望みってなんだろう...想像力を形にする『中学生にもわかる会社の創り方 拡げ方 売り方』

例えば、僕の手元に百円玉が一枚だけあるとする。百円玉を何に使おうかと考える。するとチョコレートが食べたくなってきた。 そこで色々な考えが浮かんでくる。コンビニよりもあのスーパーの方が安いな。チョコレートを我慢してもっと安いものでお腹を満たす…

【書評】未来のわが子に送りたい『中学生にもわかる会社の創り方広げ方売り方』

昨今「終身雇用が難しい」と言われ大企業=一生安泰では無くなってきています。これからの時代は自分自身の力で生き抜くために「起業」が必須科目と言えるでしょう。本書は著者自身が自分の子供に働く事の意味を伝えたいという思いで形にした本です。読み終…

【書評】考えるな、感じろ 『人間の建設』

文系の天才、小林秀雄氏と理系の天才、岡潔の2人の対談、というか雑談が繰り広げられる。天才同士の雑談というフリースタイルが故に余りにも内容が濃すぎる。私はほとんど理解出来なかったが、この雑談は感性が問われるのだけは感じた。いっその事、全くわか…

【書評】ダイバーシティに生きる悩めるリーダー達へ。『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』

多様化の一途をたどる令和の時代に求められるリーダー像とはどのようなものだろうか。織田信長、坂本龍馬、渋沢栄一、そんな誰もが知る歴史上人物のエピソードを数多く紹介しながら、リーダーとはかくあるべきだという考えを良い意味で破壊し、「選択肢」を…

【書評】あなたの洗脳解いてみませんか?『「一生」の自信を「一瞬」でつくる本』

本書の内容はアドラー心理学に近いイメージを抱いたが、NLP(神経言語プログラミング)心理学というものに基づくものらしい。具体例を多く紹介しながら、自信がない原因を「洗脳」という強烈なワードを用いて、わかりやすく説明してくれている。 洗脳と聞く…