HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】答えではなく、生きやすい価値観を知ることが出来る一冊『ブレイクセルフ~自分を変える思考法 職場で、人前で自分を出せない人のための』

自分は何かをようやく出来るようになったとしても、それは他の人にとっては普通の事であり、悪くするとそれ以下だと思っていた。本書は他者と比べるのではなく、自分がやりたい事,考えた事を表現するヒントについて、著者の経験からくる思いと想いをまとめ…

【書評】死んだ後にのこすものとは何か。『人生何を成したかよりどう生きるか』

”天地は永遠で、始めも終わりもない。人間には生死があり、人生には限りがある”江戸後期の漢詩人である頼山陽の言葉を以って始まる本書は、日本を代表する思想家 内村鑑三の名著『後世への最大遺物』のメッセージを、現代の読者に届けたいという思いから生ま…

【書評】おじさんによるおじさんのための、世知辛い世の中を生き抜く指南書。『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』

本書は、自称”冴えないおじさん”の著者が、会社の隅っこに追いやられて日々を生きる世のおじさんたちに向けて、地味ながらも幸せにこの世の中を生き抜く術を書いたものである。 40代半ばにしても課長になれず、窓際係長に留まっていた冴えないおじさんが、人…

【書評】超豪華な著名人トーク!『SALON DESIGN No.8 2020 Nov.』

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この雑誌では、竹中平蔵、佐々木俊尚、西村博之、田中里奈、箕輪厚介、茂木健一郎などの錚々たる顔ぶれのトークやインタビューが満載です。メディアをよくチェックする人ならば、複数人か少なくとも一人は知っている著名人がいるはず。彼らが、時事問題や“自…

【書評】因果関係や時系列でばかり物事を考えるから、人は生きることが苦しくなる。『SALON DESIGN No.08 2020 Nov.』

前号は電子版で読んだので、次は紙版を購入してみた。豪華著名人へのインタビュー記事や万博特設ページがあり、豊富な内容なので電子版でも十分楽しく読めるのだが、やはり紙には紙の良さがある。思えば雑誌というものを久しく買っていなかった。表紙に映る…

【書評】"好きなことを仕事にするって当たり前"『SALON DESIGN Vol8』

HIU

本誌は、固執した働き方の概念を変える一冊である。一冊500円の『SALON DESIGN』を読めば、人生を変えられる学びの方向性が定まる。一冊千円以上もする自己啓発本はいらないと分かるだろう。 『SALON DESIGN Vol8』で、最も印象的な記事は、田中里奈さん…

【書評】なるほど!地方議会の仕組み! 『地方議員は必要か 3万2千人の大アンケート』

2019年の統一地方選挙に合わせて、地方の政治を深堀りする取材をしたいという企画が立ち上がり、全国の3万2450人の地方議員(都道府県議会議員、市区町村議会議員)へ議員の活動に関するアンケートを実施した。各議会の事務局宛に人数分送付し、そのうちの59.6…

【書評】世界に誇れる着物は、なぜ謎だらけなのか?『着物の国のはてな?』

着物は、非日常の気分を味わえる楽しいアイテムだと著者はいう。しかし現在は、夏祭りや花火大会、結婚式やパーティー会場を除けば、和服姿の人を見かけることは少ない。なぜなら、着付けのルールや複雑でわかりづらいマナーが多すぎると人々が感じるからだ…

【書評】”これで終わりにしようかな” ユーラシア大陸西端を経てゴール、ロンドンへ!陸路旅行記の最終章『深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン』

「デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く」主人公"私"の旅、全6巻の最終巻。ロンドンまであとわずかマルセーユで旅を終えることに納得がいかない”私”はゴールとは反対のイベリア半島、ユーラシア大陸西端ポルトガルへ旅の汐時を見つけに向かう。 最終…

【書評】頭に汗をかいているか?『行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術』

情報が公平に行き渡る世の中において、差をつけるのは「学習量」と「行動量」である。驚くことに、日本人は大人になってからの勉強量が先進国の中でもワースト1位なんだそうだ。理由は、「別にやらなくても何となく生きていけるから」。つまりこれを逆手に…

【書評】頭に汗をかいているか?『行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術』

情報が公平に行き渡る世の中において、差をつけるのは「学習量」と「行動量」である。驚くことに、日本人は大人になってからの勉強量が先進国の中でもワースト1位なんだそうだ。理由は、「別にやらなくても何となく生きていけるから」。つまりこれを逆手に…

【書評】大切な人は、そのままの自分に魅力を感じ承認してくれる人『Be Yourself』

世界で有名になった日本人「Kon Mari」を生み出し、公私ともに支える著者が、今の時代を自分らしく生きるための方法を伝える。二人の出会いは学生時代。同じ時に同じくらいの熱量で同じ場所にいたということは偶然ではなく、一つの縁であり運命なのだという…

【書評】メイプルスには期待せざるを得ない 『メイプル戦記』

1992年、プロ野球のセントラル・リーグに女性選手だけのプロ野球球団「スイート・メイプルス」が参戦した。他球団は男性選手ばかりで勝負にならないと思われていたが、野生の勘が冴える広岡真理子監督、心は女性である甲子園優勝投手の神尾、多彩な変化球だ…

【書評】大切なものは何か?堀江貴文氏が出演舞台の名作が絵本になった!『クリスマス・キャロル』

ロンドンに住む笑顔が素敵な老人スクルージ。だがかつて彼は金儲けのことばかり考え、人の気持ちを考えない冷徹な男だった。 ある日「お金が全て」と信じていた若い頃のスクルージの元に3人の大天使が現れる。大天使達が見せる不思議な世界によってスクルージ…

【書評】道具にこだわりを持つと何事も楽しい『スノーボードの”選び方”』

単にスノーボードをどう選ぶかだけではなく、ユーザーがボードの原理や性能を理解することの重要性を説くものでもあります。 本書ではボードのスペック表9項目の説明がされています。「「「身長マイナス○○cm」」はNG」と表紙に書かれていますが、多くのスノ…

【書評】企画で仕事を変えよう!『「そのうち何か一緒に」を、卒業しよう。』

本書のテーマは企画です。私たちは会話の最中に社交辞令で「今度、いっしょに○○をしてみましょう!」というフレーズをよく使いますが少しもったいないです。企画を名刺代わりに持っていくのです。企画を渡すので名刺を受け取ってもらえるのです。 企画は企画…

【書評】最近本を読んでないなぁ。と、思うあなたへの必読書『ビジネスエリート必読の名著15』

名著を読むことは自分を知ること、世の中を知ること、そして行動を変えることが効能だ。本書ではその中でもビジネス書グランプリに選出された本15冊を1冊で学べる本となる。なんと太っ腹な本だろう。 本書で紹介される本は『多動力』、『メモの魔力』、『革…

【書評】"この一夜が旅の神様が与えてくれた最後の贈り物なのかもしれないな"旅の終わりは近い・・・"私"は感傷的に『深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海 』

「デリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く」主人公"私"の旅、全6巻の5巻目。アジアからいよいよヨーロッパへ。トルコからギリシャ、そしてイタリアへ向かい旅の終わり方を考え始める"私"へ空虚にして不安にさせる喪失感が襲いかかる。 香港から続けてき…

【書評】クリスマスはツリーを飾り付けてケーキを食べるだけじゃない。 大切なことに気付かされた『クリスマスキャロル』

家族のために全力でクリスマスを大切にする、温厚なスクルージおじいちゃん。そんな彼は、かつて家族も友人も部下も切り捨てた冷酷な仕事人間であり、守銭奴であった。何故スクルージはこんな変わったのだろうか。それは彼の身に起きた、不思議な出来事がき…

【書評】人生の大切な事を思い出させてくれる『クリスマス・キャロル』

今ではクリスマスを大事にしている主人公スクルージ。物語は、そのスクルージの過去にさかのぼる。「お金が全て」と信じていた若い頃のスクルージの元に、とある日3人の大天使が現れる。その大天使の見せる世界によって、若いスクルージの心がほどけ、動き出す…

【書評】ストレス感じて何が悪い!『スタンフォードのストレスを力に変える教室』

最近、資格試験や就職、大学の単位、家庭等、自分の中にあるストレスを感じることが多い。 どうしたら自由で楽しく生きられて、成長していけるのか? その答えは「マインドセット」にあるようだ。「マインドセット」とは物事をどう捉えるかである。捉え方次…

【書評】この人のためなら『ゼロから学べる!ファシリテーション超技術』

問題が起こった時にそれをいかに解決するか、そこで必要になってくるスキルが企画力、プレゼンテーション力、プロジェクトマネージメント力、ファシリテーション力、ロジカルシンキング力、人格力、コミュニケーション力の七つだと著者は伝える。 著者はこれ…

【書評】利益にひたむきな青年の心を壊した奇跡の夜物語『クリスマス・キャロル』

クリスマスの夜に起こる少し恐くてとても優しい物語… 利益にひたむきに仕事に向き合う青年スクルージへ3人の天使が見せる残酷な世界、人の苦しみや努力さえも無価値にしてしまうという悲劇…。クリスマスの過ごし方や考え方が変わるかもしれません。 クリスマ…

【書評】自分の囚われている「鎖」は何だろう。『クリスマスキャロル』

「私は心の中でクリスマスをたたえ、年中その気持ちを持ち続けていきたい」チャールズ・ディケンズの言葉である。ついこの間クリスマスが終わってしまい、あの温かな雰囲気が好きな評者は少し寂しい気持ちになっていたのだが、本書を読んでまたクリスマス気…

【書評】僕は幸せの神様に見放されてると思っていた 『クリスマスキャロル』

のんちゃんだ!!絵本を手に取った時、舞台の稽古をしていた頃を思い出し、懐かしくて涙が出てきた。表紙はクリスマスツリーを見上げている少年の後ろ姿。思わずHIU版クリスマスキャロルで少年を演じたのんちゃんの姿と重ね合わせてしまう。とても繊細で美し…

【書評】ホリエモンのミュージカルが絵本になった!『クリスマスキャロル』

この本は、ホリエモンが毎年出演しているミュージカル「クリスマスキャロル」を絵本化したもの。しかも、ホリエモンのオンラインサロン「HIU」が作っている。絵を描いているのは、ホリエモンの作った高校「ゼロ高」の生徒である。 まず、絵本の表紙がとても…

【書評】この人生を前人未到の物語にしたい『地球のはしからはしまで走って考えたこと』

あなたはアドベンチャーランナー北田雄夫という男を知っているか?砂漠や雪山など道なき道を200㎞以上、食料を背負って走り、参加費は40万円以上で賞金はなし。これはそんなクレイジーすぎるスポーツ、アドベンチャーレースに命を燃やす男の物語である。 北…

【書評】ADHDやうつは既存の医学モデルでは対応できない『愛着障害の克服』

近年、稀にみて大量生産されているうつ病やADHD。これは医学モデルで診断されてしまうことが原因であり、そのほとんどが他の原因であることが多いです。 私たちの心は多くの多様性を持っています。子犬を見たら可愛いと思いますし、部下や上司、社長に対して…

【書評】何も知らないまま相続の時を迎えると、損したり争いが起きるので、知っておこう『まんがでわかる得する相続 2020年新制度対応版』

人の死は突然やってくる。死後は種々の事務手続きなど嵐のような慌ただしさ。ひと段落ついて落ち着こうと思った時に、相続という作業が待っている。その時になって初めて相続に向き合うような状態になると揉めることが多い。すなわち誰が家などの不動産を相…