HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の人生を生きよう『多動力』書評リレー4走目

本日は『多動力』書評リレー第4走目です。 今回の書評は、少し個人的な話から始めます。 私は今年で社会人6年目だが、転職をして今の会社が3社目になる。1社目も2社目も、2年半で辞めているため、ひとつの会社に3年いたことがまだない。親世代の人や、一部の…

1秒を3秒にする秘密『多動力』書評リレー第3走目

え、影分身してる?と疑わずにはいられない行動量。 1人の人間が、信じられない数の結果を出すための方法とは。 そのすべてが、本書で明らかになる。しかし「具体的なやり方や考え方は理解したけど、動き出せない…」という人が8割なのが現状だろう。それは…

さぁ、再び好きなことにハマろう!『多動力』書評リレー2走目

本日は『多動力』書評リレー2走目です。 本書は堀江貴文氏の生き方に対する考え方が具体的なエピソードを交えて書かれており、時間を大切にし人生を思いっきり楽しんでやろうという思いが一文、一文からビシビシと伝わってきた。 また、たくさんのプロジェク…

HIU書評ブログの人気記事を紹介!(毎週更新中!)

人気ランキング 1位 『現代の魔法使い』落合先生の本が1位! bookrev.horiemon.com 2位 重版決定!ホリエモン最新刊が2位! bookrev.horiemon.com 3位 やりたいことがわかる本、『5(ファイブ)』が3位! bookrev.horiemon.com 4位 日本経営学の名著…

1晩10軒以上をハシゴしろ『多動力』書評リレー1走目

堀江貴文氏の『多動力』キャンペーンにつき約一週間に渡り、HIU公式書評ブログでは毎日HIUメンバーによる『多動力』の書評が掲載されます。 本日は『多動力』書評リレー1走目です。 本書のタイトルである『多動力』とは、「いくつもの異なることを同時にこな…

通貨をいかにデザインするか?『地域通貨で実現する地方創生』 著者 納村 哲二 (幻冬舎、2016/9/9)

全国で発行されている様々な地域通貨を紹介し、地域通貨が地域経済の活性化と地域コミュニティの活性化に有用であることを書いた一冊。 法定通貨以外の通貨の中でビットコインについては様々な書籍が出版されているものの、それ以外の非法定通貨に関する書籍…

なぜ書評を書いた方が良いか。

書評を書くことは、あなたにとって良いことである。 このことをちゃんと説明したい。 そもそも普段本を読むことがない人からすれば、 「本を読む意味がわからない。」 「本の価値がわからない。」 といった具合だろう。 ズバリ、本を読むのは「コスパ」がい…

生産性は上げられる!オススメ本3選!

仕事もプライベートも楽しむには、生産性を上げることが重要だ。けれども、具体的なやり方は案外わからない。生産性を高くするには、3つの力が必要だ。1.瞬間的にアイディアを出し、それを瞬間的にまとめる力2.どんな仕事を振られても対応できる広い視野と柔…

なぜ書評を書いた方がいいのか『知識創造企業』 著者 野中 郁次郎 竹中 弘高 (東洋経済、1996/03/21)

本書は世界的にも著名な経営学者である野中先生の処女作で、松下電器をはじめとする日本企業が、なぜ世界的な大企業になれたのかを考察した経営学書である。 本書のメッセージは1文に集約できる。 「あなたは、自転車の乗り方を説明することができますか?…

嫉妬と優しさ『劇場』

僕は普段全く小説は読まない。何を目的に読んでいいかわからないからだ。 だけれども、又吉直樹の『火花』は流行っているからと理由でざっと読んで、これが純文学なのだと感銘を受けた。本書も、冒頭の書き出し、「まぶたは薄い皮膚でしかないはずなのに、風…

あなたはこんなにも面白い国があることを知ってるか?! 『国マニア』 著者 吉田一郎 (ちくま文庫 2010年7月)

あなたは、東アジアに国がいくつあるか知ってますか?4?5?なんと、この国の数さえ、国によって違うのです! つまり、どこの国がどこの国を承認しているか、によって世界に存在する国の数は違ってくるのです。もうこれだけでも僕は驚きました。 「日本の…

非行少年の実態とは?!裏社会でしか生きていけない「半グレ」たち 『ギャングース』 原作 鈴木大介 作画 肥谷圭介 (講談社、2013年〜2017年連載)

非行少年という言葉を聞いて、あなたが思い浮かべる非行とは何だろうか。 髪を染めたり、ピアスを開けたりすることだろうか。 それとも、喧嘩に明け暮れるような、バンカラな少年だろうか。 本書で取り上げられる非行少年は、それらとは毛色が違う。 彼らが…

素振りしたくなる 『最強の働き方』

本書は、著者に思いつきやひらめきを与えた世界中の一流ビジネスパーソンの働き方や、生活習慣、考え方をまとめた本である。 また、本書は業界を問わず、自分が選んだ分野で最高水準の仕事をするための行動指針を、具体的な行動にまで落とし込むことができる…

ウケる会話の本質は、「聞く」『「おもしろい人」の会話の公式 気のきいた一言がパッと出てくる!』 著者 吉田照幸(SBクリエイティブ、2015/2/15)

どうせ話をするからには、ウケたい。そう思って、面白いこと言おうとしてませんか?実は、ウケるためには、面白い話なんて必要ない。面白いことを言って、相手が笑ってくれたと思っていても、実は無理して笑ってることだってある。ウケるために必要なのは、…

ダメなものはダメ。どんなに好きでも。 『ハチミツとクローバー』 著者 羽海野チカ (講談社 2002年8月〜2006年9月)

恋愛は、自分だけの問題じゃない。相手がいて、相手の気持ちがあって初めて成立するのだ。こんな当たり前のことを、本書は痛みを伴って伝えてくれる。この漫画の登場人物の恋愛は、成就しないことの方が多い。 中でも、私が特にそれを実感したのは、山田のエ…

ビジネスでの飛躍的な結果と、自分の人生の幸せを両立したい人へ『サーチ・インサイド・ユアセルフ』

最近、「マインドフルネス」という言葉をよく耳にする。マインドフルネスとは一言でいえば、「今、この瞬間」に意識を集中させること。日本語では、「瞑想」と呼ばれたりもする。 「瞑想」と聞くと、どうも怪しい、宗教っぽい、なんて思う方もいるかもしれな…

この本ギャグ漫画?『日本人の知らない日本語』 著者 蛇蔵 & 海野凪子(メディアファクトリー、2012/01/31)

本書は、日本語学校で好奇心旺盛な外国人相手に教える日本人講師が描いた本である。(ほぼ漫画) タイトルの通り、日本語について書かれた本なので、もちろん真面目な日本語の解説がある。例えば、一般に正しくないとされる「ら」抜き言葉だが、ちゃんと説明…

ドキドキ、ハラハラ、キュンキュン『ヒメゴト〜19歳の制服〜』(全8巻)著作 峰浪りょう(小学館、2011/4/28)

「"ヒメゴト"を持つ三人の十九歳が繰り広げる "ヨクボウ"と"セイフク"の物語」と言うキャッチコピーを持つ本作品。18歳未満でもなく成人でもない19歳の男女三人は制服に関する『ヒメゴト』を持つ。三人はいかにして制服を脱ぎ捨て大人になるのか。三人のぐち…

2017年はこの作品の1年になる『メイドインアビス』著作 つくしあきひと(バンブーコミッス、2013/7/31)

2万メートル以上の深さである秘境の大穴『アビス』。その深く巨大な縦穴の中では奇妙奇怪な生物が生息し、貴重な異物が眠っている。本作はそのアビスへ挑む可愛らしいロリ&ショタの主人公リコ&レグによるダークファンタジーである。 主人公のリコは孤児であ…

人間はアホだから、コスパの良い「読書」をするしかない『リーダーの教養書』著者 出口治明 他4名(幻冬舎、2017/04/26)

昨今話題のNEWS PICKS本の第一弾である本書。 本書には、日本人には教養が足りないと常々おっしゃっているNEWS PICKS佐々木編集長のメッセージと、 ライフネット生命元社長の出口さんと一橋の楠木先生の対談、 猪瀬元都知事をはじめとした教養人による教養を…

本を読むのも、書評を書くのも簡単だ!『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』 著者 土井英司(サンマーク出版、2016/10/25)

みんな、本を読むこと、書評を書くことを難しいと捉えすぎだ。本を読むことも、書評も書くことも全く難しくない。 本書は、まず本を読むにあたっての心構えとして「全部読もうとしないこと」挙げている。 逆に、自分にとって価値のある1行に出会うことがで…

金融の世界のことを知りたければこの1冊なんじゃない? 『リーマンショックコンフィデンシャル  TOO BIG TO FAIL』 著者 Andrew Ross Sorkin 加賀山卓郎訳 (ハヤカワノンフィクション文庫 2014/04/25)

本書は、リーマンブラザーズが破綻する前後について時系列に沿って物語形式で書いた本です。リーマンショックについて様々な本が出ているかと思いますが、本書は大変面白かったです。理由として3点あります。 まず、1点目として、金融の世界で出てくるキー…

のんきで、ちょっとおかしな優しさに包まれる 『横道世之介』 著者 吉田修一 (毎日新聞社、2009年9月)

世之介は、長崎から上京したての大学生だ。好色一代男から名付けられた、その奇特な名前を持つ彼は、いつも、ちょっとだけ損した気分になることが多い。上京した日に広場で踊っていたアイドルが、長崎にいたころ憧れていた人だと知らず、ちらっとだけ見て去…

負け組の、面白い人生 『ララピポ』

テレビや雑誌では、いわゆる成功者がクローズアップされることが多い。みんな、成功者になりたいからだ。しかし、現実には、成功者よりも遥かに多くの負け組が存在するのである。本書は、そんな負け組の中でも、選りすぐりの6人に焦点を当てた小説だ。 6人は…

『それをお金で買いますか? 市場主義の限界』

世の中にはお金で買えないものはない。 これは、冗談ではなく海外を中心に、今やほとんどのものが売りに出されている現状があります。 本書で挙げられている例としては ・絶滅の危機に瀕したクロサイを撃つ権利 ・議会の公聴会に出席したいロビイストの代わ…

強く、美しく、切ない夏休み 『神様がうそをつく。』 著者 尾崎かおり(講談社、2013/9/20)

主人公のなつるは、小学6年生のサッカー少年だ。まだ女子の気持ちはわからない。だから、以前、クラスのリーダー格の女子のプレゼントを拒否し、女子にシカトされてしまう。それでも、サッカーがあるから、楽しかった。しかし、そんなサッカーも、ある日、…

ぶぶづけ(お茶漬け)でも、あがっておいきやす。『イケズの構造』著者 入江敦彦(新潮社、2009/3/1)

Q クイズです。京都人に以下の言葉をかけられた時コーヒーが飲めるのはどれでしょうか。A 「コーヒーのまはりますか」B「そない急かんでもコーヒーなと一杯あがっておいきやす」C「喉乾きましたなぁ、コーヒーでもどないどす」D「コーヒーでよろしか」 A A…

片思いは諦めても終わらない『ナラタージュ』

求められたい。壊れるくらいに。こんなにも誰かに対して恋をしたことがある人はいるのだろうか。 高校生の時、部活の顧問に憧れた人は、多くはないかもしれないが、珍しくもないだろう。主人公の泉もそんな一人だった。しかし、泉のその想いは、あまりに大き…

したたかに進化する『植物はなぜ薬を作るのか』 著者 斉藤 和季 (文春新書、2017/2/17)

植物成分といった言葉が持っているイメージ。”自然の恵み”、”自然からの贈り物”など、優しく、健康をもたらしてくれるものといった良いイメージを持っている人が多い。 しかし、これは人間側から見たときの勝手なイメージである。 植物の側から見たときは、…

社会の仕組みは、共同幻想!?『サピエンス全史』著者 ユヴァル・ノア・ハラリ(河出書房新社 、2016/9/16)

オバマ、マークザッカーバーグ、ビルゲイツ、堀江貴文、池上彰絶賛の本、と聞いたら読まずにはいられませんよね。そんな話題の本がサピエンス全史です。 アフリカ大陸の一隅で捕食者に怯えて暮らしていたホモ・サピエンスが、認知革命、農業革命、科学革命を…