HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ノーベル賞受賞者の地道な毎日と苦労の日々 『山中伸弥先生に人生とiPS細胞について聞いてみた』

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山中伸弥教授を知っているだろうか?京大で、iPS細胞を発見し、マウス実験、人体実験で再生医療として取り入れた人物だ。


彼の功績は、世界に認められ、ノーベル賞を受賞した。


だが、彼は未だ満足しておらず、昔も未来も向いてる所は同じであった。重度の病をかかえた患者を治したいということであった。


臨床医から、サンフランシスコの大学での研究、日本の研究と渡り歩いてきた彼であったが、甚だしい功績とは逆に、地道な人生を歩んできたのだった。詳しくは本文を読んでもらいたいが、とにかく地道な積み重ねだった。


この本には彼を医者にさせた理由から、iPS細胞が出来るまで、これから再生医療はどうなっていくかについて触れられている。


世界最先端の研究をしている教授が、何かを話して本にするのは珍しい。研究をしている人もしてない人も、研究的な思考が大事であることや、好奇心が成功の鍵になることが分かるはずだ。


とにかく言えることは、研究者って思ったより多忙で、考えていることが私たちより1歩も2歩も先に行ってるということだ。彼から学ぶべきことは、人の為になるにはどうすればいいか?や、どうすれば多くの悩める人を助けられるか?ということである。


このことが、頭に入ってればあなたも研究者思考を身につけることが出来、そうなればYouTubeやブログ、コンサルティングなどでも力を発揮できるだろう。

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

【書評】努力こそが、人類史上最大の武器 『死ぬまで、努力 いくつになっても「伸びしろ」はある』

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死ぬまで努力なんて、暑苦しい。そう思ったあなたは、もう既に腐敗の一歩を辿っているかもしれない。人生とは努力の連続である。


伊藤忠商事株式会社社長の丹羽宇一郎氏は、語る。永年努力し続けることが、人間の成長と幸せを促すと。


皆さんは、仕事が好きだろうか。

中には仕事に対して、不満や疑いを持っている方も多いのではないだろうか。だが、その不満や疑いは、本当に努力をした上でのものだろうか?


例えば、上司に仕事を依頼されすぎて、身も心も疲弊してるなどと、言っている若者がいる。それは、本当に上司からの嫌がらせなのだろうか?期待されているからではないのか?


期待されているからこそ、仕事がもらえるし、もっと仕事によって、経験や知識を得てほしいと思っているからではないのだろうか?


最近の若者は、嫌になるとすぐ抜け出してしまう。確かに本当に、毎日ストレスが溜まるほどの仕事をして、死にかけになっているなら、辞めた方がいいし、そんな職場は早く捨ててしまった方がいい。


だが、少し努力して頑張った先に、楽しさがあるのではなかろうか?

最近の若者は、仕事に対してマイナスイメージがあるが、マイナスにやっていても、いい事は無い。顧客に悪いイメージがつくだけだ。


嫌々やっていても、迷惑になるだけだ。

自分が客で行った時、やる気のないバイトに接客されて、イライラしたことはないだろうか?それと、同じことをしている。


嫌な仕事でも、どうすれば楽しくできるか、どうすればもっと良くなるかを考えてやったほうが、アクティブ・ラーニングであり、自分の為にもなる。


人間の幸せとは、お金でも趣味でも恋愛でもなく、「没頭」である。

仕事も勉強も没頭さえすれば、何でも楽しくなる。「没頭」し、より良くしようと努力すれば、後から見ればいい人生だと思えるはずだ。


今を頑張れない人は、明日以降も頑張れない。皆さんもぜひ、今に没頭し、努力し続けてほしい。

【書評】日本のリーダーからは学んではいけない『日本人が知らないプロリーダー論』

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本書のタイトルはアマチュアではなく“プロリーダー”です。

プロリーダーとは営業利益に貢献できるチームを作ることにとことんこだわるリーダーのことです。プロリーダーは成果を出すための術を習得しており、どのような環境、どのようなチームを率いたとしても必ず営業利益に結び付けることができる人になります。


本書は著者とともに仕事をしたハーバード、MITなどの海外トップスクールでMBAを取得したリーダーの知見を参考にしています。その海外のリーダー達は日本人が知らない、かつ同様の方法で成果を出しており、本書はその真実を11の章で説明しています。


著者は企業再建に関わった際に、赤字子会社の売却に携わります。その子会社の従業員は売却先で一斉退職してしまいました。新体制の下、期待される成果を生めなかった従業員は退職を迫られてしまったそうです。最近ではファミリーマートで従業員の早期退職にて1000人以上が希望を出したそうです。本書は今後どうなるか分からない激流の中、碇のようにブレない軸となる書物になります。


現状を打破したい、海外の“プロ”リーダーの知見に触れたい方にオススメです。

【書評】話し方の教科書『不安が自信に変わる 話し方の教室』

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会話とは何でしょうか?

例えば、夫婦にとって“会話”とは“栄養”を意味します。仕事が忙しく、会話(栄養)が不十分なときは相手の考えていることが分からず、すれ違いや勘違いが起こります。Lineやチャットで過剰に連絡を取りすぎている場合、どちらか一方が疲れてしまいます。会話はお互いの距離感を含め適度であることが望ましいです。


では、その栄養を届けるための話し方を私たちはどのくらい理解しているでしょうか?もし、会話をしても言葉の選択、声のトーン、テンポ、目線、会話の速度など、どこかに違和感があれば自分の思いを正確に相手に届けることは難しくなります。


本書は話し方の重要なポイントが会議、プレゼン、動画、商談、接客などのシチュエーション毎に整理されています。文章は生徒と講師の役割分担で構成されており、読み始めていくと自分も生徒目線で受講している気分になり、どんどん内容が頭に入ってきます。


世の中には正しい歩き方、姿勢、呼吸の方法などが示されていますが、相手に伝わる正しい話し方とは一体何ですか。と聞かれても正しくイメージすることができません。私たちは言葉で癒される時もあれば、言葉で傷つけられることもあります。話し方は生き方、歩き方と同様にカテゴライズされ、簡単では無いことに気づきます。本書は何よりも大事ですが、誰も教えることができなかった話し方の教科書になります。

不安が自信に変わる話し方の教室

不安が自信に変わる話し方の教室

【書評】人生を良くするのも悪くするのも「習慣」だ!!『自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法』

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あなたは「潜在意識」という言葉を知っているだろうか?心理分析で有名なフロイトが提唱した言葉だ。「潜在意識」とは言葉通り、無意識のことである。つまり、無意識にやる習慣が自分を変えるのだ。


無意識にやるとはどういうことだろうか?

皆さんは知らない間に無意識にやっていることがあるだろう。例えば、歯磨きやトイレだ。これは、長年続けていて何か別のことをしながらでもすることが出来る。


このが「潜在意識」の習慣ということだ。

そして、自分が続けたい習慣をここまで持っていくことが大事であると著者は言う。


「継続は力なり」というがまさにそうだ。筋トレも読書もブログでさえも、続けることに意味がある。毎日少しずつ、初めは1回でも、2分でもいいから、毎日続けることで、潜在的に出来るようにすることが習慣への第一歩だ。


肝心なのは毎日続けることだ。

小さく毎日続ければ、きっと毎日やらないと気がすまなくなってくる。そうなればあなたは習慣マスターだ。また、新しい習慣をつくろう。

このようないい習慣のスパイラルが出来れば、仕事でも結果が残せるようになるだろう。


いい習慣はあなたの力となって、いい人生に変えてくれるだろう。

習慣を制するものが、人生を制す。この機会に、習慣に取り組んでみてほしい。 

自分を変える習慣力 (Business Life 1)

自分を変える習慣力 (Business Life 1)

  • 作者:三浦 将
  • 発売日: 2015/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


【書評】SFを未来にする力がヒトにはある。『日産未来文庫・答え合わせは未来で。』

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日産自動車が、想像のプロであるSF作家とともに描いた「自動運転社会の未来」を予想した全19話のショートショート集。

 

この本は、性能がいい。ページ開いて一瞬で未来に行ける。この小さな文庫は「どこでもドア」であり、「タイムマシン」でもある。一つの物語は、ほんの4ページ、単なる白黒の文字の羅列に人は泣けるし笑える。ショートショートとSFの面白さがギュッと詰まっている。あっという間に読めるのに、そのわずかな時間でもタテヨコに感情が揺れ動く。だからこそ読後感が爽快だ。

 

私が好きだったのは、小さな「ぼく」と自動運転車AIアルとの別れを描いた「ラストラン」、そして「タクシードライバー」は設定が切ない。「ドライブデート」も良かった。未来という非日常の設定に、日常のリアルがちりばめられていて、数十年後、数年後をすごく近い距離で感じることができる。

 

こちらの書籍、現在配布が終わっている、というのが残念でならない。日産のホームページにて、一部の物語は読めるようになっているが、7つのストーリーだけだ。

それにしても、プロモーションとして、映像やパンフレットでもなく、ショートショートという手法を選ぶところが心憎い。「答え合わせは、未来で。」なんてタイトルだけで心が動く。日産、このCMプランナーを手放してはいけない。なんて、余計なことをつい言いたくなってしまう。

 

テクノロジーも文学も出てくるところは同じ。文系理系だなんて、ナンセンスでしかない。この本は人生を味わい深くすることを思い出させてくれた1冊だ。出会えたらチャンス、ぜひページをめくってほしい。

【書評】非日常的な職業の本を読むとアレが高まる!?スパイ活動の毎日を楽しみませんか? 『SPY × Family』

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SPY × Family』は、スパイを職業としている主人公が、擬似の家族をつくり、ある名門校に潜入するという物語だ。

スパイとは、この世に本当に存在する職業なのか怪しい。戦国時代などにいた、忍者もスパイの一種だろうが、存在するかは怪しい。スパイ活動とはそういうものだ。

本当に存在するか分からないぐらい、隠れていて出来るだけ表にでないことが大事なのだ。目立ってはいけないということだ。だが、主人公は擬似の家族をつくったことで、偽物の家族だとバレないように、様々なイベントをこなしていく。

スパイの大変さと、スパイ活動の多忙さ、スパイが感じている感情など、様々なことを知ることができる。偽物の妻が実は「暗殺者」で、偽物の娘が「超能力者」で相手の考えていることが、わかるという普通の家族ではないが、非現実的な日常を味わうことが出来る。

非日常的な職業を体験することは、私たちの共感能力と知識の幅を広げてくれる。漫画は、普通に読むのではなく、その人になってみて何を考えているかを想像すると、想像力が膨らむ。

そうすれば、いいビジネスアイデアや、面白いアイデアが浮かび上がってくるだろう。

私が漫画やアニメ、小説が好きなのは他人がどう考えていて、どの表現を使っているのかが想像出来るからだ。

皆さんは、スパイになってみたいと思ったことはないだろうか?かっこいいだろう。あなたが、敵のアジトに潜入して、変装し地球の平和を守る姿を想像すると。

 

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

【ランキング】今週読まれた書評【2020/3/8-14】

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1位

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bookrev.horiemon.com

経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください!

経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください!

  • 作者:川口 宏之
  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

2位

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bookrev.horiemon.com

なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則

なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則

  • 発売日: 2018/07/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

3位

bookrev.horiemon.com

一流の人はなぜ風邪をひかないのか?――MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33
 

 

4位

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5位 

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6位

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7位 

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8位

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9位

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10位

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【書評】人生はゲームそのものだ! 『転生したらスライムだった件』

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ある日、私は死んだ。気付くと、転生し、ぷよぷよで可愛らしい見た目をしたスライムだった。

あなたはスライムになったことがあるだろうか?大抵の人はないだろう。中にはいるのかもしれないが、大半はスライムになるなどと想像したこともないだろう。だが、この漫画は普通に会社に勤めて、他の人となんら変わらない毎日を過ごしていたある男性の話である。

私たちは、現実世界とゲームの世界に区別を付けている。それはそうだ。ゲームの世界の主人公中心のストーリーを現実世界でもやると、自己中心的な状態になってしまう。
そうなれば、世界は崩壊するだろう。誰もが自己中心的になれば、世界の平和は乱される。

だが、ゲームの世界の考え方を、現実世界に取り入れるのは、とてもためになるとは思わないだろうか?

ゲームの世界でいう、レベルアップを現実世界でもできれば、毎日が楽しくなりそうではないか?毎日の積み重ねが数値化され、ポイントが溜まっていけば、小さな努力もするのが楽しくなる。

そうなれば、毎日努力するのが楽しくなっていくとは思わないだろうか?成長しなければ、生きていけないゲームの世界と同じように、より高みを目指し、毎日少しずつレベルアップしていける現実世界があれば、私たちは誰よりも成長していけないだろうか?

これを取り入れるため、私が提案したいのは、こういうことだ。例えば、毎日筋トレをしたら、1レベル上がって、10レベルまでいったらご褒美のゲームをしてもいいということを決めることである。

こうすれば単純作業も楽しくなるだろうし、意識的に成長もしていける。

ゲーム性をつけることは、毎日を楽しくさせる。そして、あなたを幸せにしてくれるだろう。

 

 

【書評】彼女らの強さの秘訣は何か?『これが私の生きる道!彼女がたどり着いた、愛すべき仕事たち』

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 本書はオンリーワンの生き方を選んだ33名の女性の姿をインタビュー形式にて深堀した書籍である。彼女らの肩書きはかつおぶし伝道師やフリー素材アイドル、パーティスタイリスト等様々だ。一昔前ならマネタイズされているとは思えない仕事に就いている女性が多数見受けられる。

 彼女らに共通するのは大きく2つある。1つは好きを仕事にしていることだ。好きなことを仕事につなげられているから、燃え滾る情熱がひしひしと伝わってくる。好きなことに対して声をあげ行動することで周りを動かし、自身の糧としているのだ。

 もう一つは、挑戦を続けていることだ。書籍PRを行う女性は「思っているだけでは、何も始まらない。やってみないことには、それが成功するのか失敗するのかわからない。」と言っている。経験ゼロからまず広報に関する本を貪るように読むところから始めヒットアンドエラーを繰り返し、今では様々なメディア媒体を通して多数の本の紹介を請け負うまでに進化を遂げている。
 
 本書ではインタビューと併せてカラーの写真が多く記載されているため、彼女らの仕事や生活の理解を助けてくれる。また、装丁や文中でも様々な色が用いられており、読み手側に彩りを与えてくれる。

 女性であることは好きなことや挑戦することを阻害する要因とはならない。独立した生き方や好きを仕事にしたい女性はもちろん、女性をサポートする男性にも一読いただきたい。各々の一歩を後押ししてくれる一冊となること間違いない。