HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【ランキング】今月読まれた書評【2019年12月】

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1位

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ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

  • 作者:宮口 幸治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: 新書
 

 

2位

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知識を操る超読書術

知識を操る超読書術

  • 作者:メンタリストDaiGo
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 3位

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稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

  • 作者:木下 斉
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2015/05/08
  • メディア: 新書
 

 

4位 

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5位

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10位

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【書評】サクッと読める、会計のすすめ『経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください!』

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"会計の本は何冊か読んだことがあるけど、いまいち分かった気がしない"という方、私もそんな一人でした。

 そもそも業界やビジネスモデルなどによって、評価項目って違ってくるはずですよね。
そこで"儲け"を12の視点から評価しているのが本書です。その際に有名でわかりやすい企業を競合他社と比較しながら分析されており、より深く理解できます。

 単にわかりやすい会計の本というのは割と書店でも見かけますが、儲けの裏側(ビジネスモデルの解説)まで書かれている、会計と経営のハイブリッド型のものは少なく、理解がより深まります。

 本書は会計を学びたい初心者や会計とビジネスモデルをつなげて理解したい方におすすめです。

 

経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください!

経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください!

 

 

【書評】喪失感にただただ涙する、遠い南の島のラブストーリー『フィリピン・フール』

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著者である内山氏のエッセイと小説を融合した、日本とフィリピンを結ぶ壮大なラブストーリー。
内山氏の著作に共通して言えることだが、何よりもまず文章が美しい。内山氏の彼女であるアリスの美貌、フィリピンの風土、特徴的なキャラクターの数々は、読んでいてリアルに目に浮かぶところが素晴らしい。
特にアリスは若くそれ故快活にも関わらず艶やかがある最高の女性として描かれ、著者との出会いから深く愛し合うまでの導入部分では、男性諸氏であれば誰もが羨み嫉妬するか、感情移入し物語にのめり込んでしまうことであろう。読み進めるうちに、何としてでもアリスをひと目で良いから見たい、会いたいという感情に陥ってしまう。

男性諸氏と上記で書いたのは、他の小説と違い、著者のエッセイのテイストが強く、著者の目線で書かれ、アリスの感情が描かれていないからである。女性の視点で読むと、女心がわからないダメな男としてもどかしい気持ちになるかもしれない。
そこが順風満帆で誰もが羨む二人の恋愛が、次第にきしみ始めていく原因でもある。
相性が抜群の彼女、何もかも全てがうまくいき楽しい日々を過ごしていたら、その後二人はどうするであろうか。同じ立場であれば殆どの人が、次のフェーズへ進もうと考えることであろう。なんといっても最強の二人なのだから。

内山氏は二人にとって何がベストなのか合理的に思考する。内山氏は真剣に考え、これ以上無いプランを提示し実行するにもかからわず、なぜかアリスの反応がすこぶる悪い。その理由を内山氏はアリスの真意を測りかねずにいるうちに、だんだんとアリスが無能なのではと気づき始めていく。ほんの少しのコミュニケーションのズレが徐々に大きくなっていき、そして・・・

この本では内山氏のむき出しの感情がそのまま描写されている。特に中盤から後半にかけての悩み苦しむ内山氏の辛さは、こちらの胃まで痛くなってくる。
永遠に関係が良好であることを目指す目的は、二人にとって同じはずである。合理的かつ論理的に物事を進めようとした内山氏、そして感情で物事を考えるアリス。
一体どこで道を誤ってしまったのだろうか、またどこの時点だったら引き返す事ができたのだろうか。

実はこのケーススタディは身近で多く起こっているのではないか。どんなに相性が最高の二人でも次のフェーズへ進むことは必ずしも正しい選択ではない場合がある。そのフェーズに留まることも、それまた正しい道の時もあるのだということなのかもしれない。読者の方が内山氏なら、またアリスならどうしていたであろうか。

 

フィリピン・フール (ハルキ文庫)

フィリピン・フール (ハルキ文庫)

 

 

【書評】投資の入門書決定版!この一冊から小さな一歩を踏み出そう!『生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話』

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本書はタイトルの通り、投資について非常に分かりやすく書かれた本である。
投資家として非常に有名な村上世彰氏と、漫画家の西原理恵子氏と言う異色の組み合わせによる対談形式の為、ストーリー仕立てで非常に読みやすい。
西原氏の疑問や質問は「全くの素人目線」であり、投資について勉強を始めたい方にとっては同じ目線で読むことができると思う。

投資=ギャンブルではないの?と言う良くある疑念。そんな疑念を抱いている西原氏自身がギャンブルで大借金を抱えた経験があるのがまた面白い。
しかし投資と投機は違う。そんな単純な事を非常に丁寧に解説してくれている。
本書の主旨とは離れるが、西原氏の麻雀トンでもエピソードは必見である。ネタバレになるので詳細は省くが、そこまでの大失敗ができるのも才能ではないかと思う。

西原さんは本書を通じて息子さんと一緒に株を始めたとの事。これまで活発な会話が無かったようだが、株を通じて「お金」の概念や経済について、
子供と一緒に学び、話題も尽きなくなったようだ。
アメリカの子供はガレージセールでレモネードを売ってお小遣いを稼ぐ、と言うが正しい経済観念を育む事は非常に重要であると気付かされる。
それが親子の会話に繋がるのであれば、一挙両得ではないか。

稼ぐのは悪、お金は貯蓄すべき等のステレオタイプな価値観を持った多くの方々に読んでもらいたい。
著者である村上氏に対し、ネガティブなイメージを持った方々もいるかもしれない。私自身もそうだったが、そんな人にこそ是非とも読んでもらいたい。

私自身もこれまでお金について親や学校から学ぶ機会は無かったが、日本人に欠けている
「お金」のリテラシーについて非常に簡単に学ぶことができる。
稼ぐのは悪、お金はしっかり貯金しなさいと教育されたあなた、本書を是非手に取ってみて下さい。

 

生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話
 

 

【書評】現代人の悩みに、過去に生きた哲学者が一つの答えを示してくれる一冊。『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』

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このままこの仕事を続けていいのだろうか?。家族との関係が上手く行かない。毎日がつまらない。本書ではそんな誰もが一度は抱える悩みに対して、哲学者が導き出した考えを筆者が解説している。

現代人が抱える悩みは取り挙げられている哲学者、思想家達も同じように感じていた。コンプレックスや不安に真っ向から向き合い、言語化した彼らの言葉には、今読んでも新鮮さと説得力がある。

筆者はこれを25の項目に分けて分かりやすく解説している。本書では自分に照らし合わせて、好きな項目から読み進める事も可能な構成になっている。

現在悩みを抱えている人にはもちろん、
そうでない人にも考え方の選択肢を増やすことが出来るので是非手に取って頂きたい。

1冊家に置いておけば、ふとした時読み返せて前向きな気持ちになれるだろう。私も後日もう一度読み返してみようと思う。

 

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

  • 作者:小林 昌平
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2018/04/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】自分を高めるためにも、チームを高めるためにも、必要なのはマネジメントだ! 『まんがでわかる ドラッカーのマネジメント』

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あなたは、マネジメントをできているだろうか?

事業に関わる全ての人間を活かし、より効率良く成果を出すことができているだろうか?自分がやるべき事を見失っていないだろうか?

ドラッカーのマネジメントは、私達にどうあるべきか。どうすれば成果が得られるかを教えてくれている。

私達は人的資源を、うまく活用出来てないと、ドラッカー先生は言う。その人の持つ、強みを活かし、それぞれに仕事を振り分ける。

そうすることで、それぞれが最も上手くできることに追求できる。そうなれば、自然と成果は上がっていく。大抵の人が、これが出来ていない。誰も、他人を観察しようとしない。それが、企業に対する不満の原因であり、人的資源が上手く使われてない原因である。

自分についてもそうだ。自分の強みを分からずに、毎日をすごしていれば、それは毎日楽しくないし、何のためにやっているのかもわからなくなる。

強みを知り、更に尖らせていくことで、その人だけのよりニッチな人になることが出来る。そうなれば、きっと成果はついてくるはずだ。他にも、計画の立て方や成長し続ける方法など、この本には漫画で詳しく描かれている。

この本を読んで友達に自慢出来るほどの成果を手に入れるか、このまま平凡な平社員として働くか、どちらか選ぶならどっちがいいだろうか?

上記を選んだらのなら、是非ともこの本を手に取ってみてほしい。

 

 

【ランキング】今週読まれた書評!【2020/1/19-25】

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1位

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2位

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堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン

堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン

  • 作者:堀江 貴文
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: 単行本
 

 

3位

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1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

  • 作者:鴨井 智士
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 単行本
 

 

4位

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5位

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8位 

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9位

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【ランキング】今週読まれた書評【2020/1/12-18】

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1位

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1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

  • 作者:鴨井 智士
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 単行本
 

 

2位

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世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること

世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること

 

 

3位

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OPENNESS(オープネス) 職場の「空気」が結果を決める

OPENNESS(オープネス) 職場の「空気」が結果を決める

 

 

 4位

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9位

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10位 

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【書評】自分が自分であるために『遊ぶが勝ち!~他人の時間を生きるな、熱狂して“いま”を生きろ~』

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本書は、充実した人生を送るために著者が大切にしている「時間」「自由」「情報」「ビジネス」「遊び」をキーワードに、今この瞬間を生きるための方法が書かれている。

この5つのキーワードの中の「情報」について取り上げる。人が不安を感じるのは、適切な情報が不足しているからだと著者は言う。情報をやみくもに得るのではなく、質のよい情報を持つことで、人と差別化できるような自分の武器となるそうだ。

また情報を得るだけではなく、そのものを考え、その本質を見極めることが重要だ。それには、読書をすることで鍛えられる「思考の筋肉」が必要だと言う。人に会って話を聞いたり、知らない場所へ行くだけでも、脳は柔らかく、強くなっていくそうだ。

評者の場合は本を読み、書評を本ブログへ投稿し、さらにそれに関する話を所属する堀江貴文イノベーション大学校(HIU)での対談を聞くことにより、情報の理解度が深まり、記憶により定着していると感じる。それらは本を読むだけよりも格段の違いがある情報を得る方法だ。

評者にとって、最近得た「情報」で面白かったものは、著者のニュース解説動画だ。もちろんニュースは、ネット上の文字情報でも得られるが、著者自身の経験や知識から解説される内容を聞くことで、よりその真相をつかむことができる。まさに「質のよい情報」となる。

また、著者自身の発想はとても豊かでユニークだ。なぜなら、自分に起こったトラブルをも、一つの情報として提供しているからだ。自らの「おへそ」までが「情報」になるとは、なかなか想像できない。どれだけ面白い引き出しを持っているのだろうとつくづく思う。

著者にとっては、かなり深刻な痛みを伴ったものだったと思うが、真剣に状況を説明し、解説することにより、その知識のない人や、同じような症状になっている人にとっては、かけがえのない「情報」となる。

これは、タイムリーに本書の内容を著者が体現したものである。評者自身はおへそのトラブルの経験がないため、想像もしていなかった形で、新たな情報がまた得られた。

思考の筋肉が鍛えられる
HIU(堀江貴文イノベーション大学校)
http://salon.horiemon.com/

 

 

遊ぶが勝ち!―他人の時間を生きるな、熱狂して“いま”を生きろ (カリスマの言葉シリーズ)

遊ぶが勝ち!―他人の時間を生きるな、熱狂して“いま”を生きろ (カリスマの言葉シリーズ)

  • 作者:堀江 貴文
  • 出版社/メーカー: セブン&アイ出版
  • 発売日: 2020/01/01
  • メディア:
 

 

【書評】次回作の脚本家募集中!!『軍産複合体のアメリカ~戦争をやめられない理由』

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今年に入って、イランのソレイマニ司令官が米軍によって殺害された。トランプ大統領はその正当性を主張。その後イランによる民間機の誤射などいろいろなことがあり、これを書いている1月16日時点では戦争には突入しなさそうだ。私は司令官の殺害の報を聞いて戦争モードが高まりつつある時に、こう思ったのだ。「軍産複合体からトランプ大統領に圧力がかかったのかな」と。

軍産複合体とは軍需産業を中心とした私企業と軍隊、および政府機関が形成する政治的・経済的・軍事的な勢力の連合体を指す概念である。当然それぞれの私企業は、それぞれが経済活動をして会社を成り立たせているわけである。そういった企業は戦争の時のみに突如として出現するわけではない。普段から存在しているのである。すなわち普段から危機を煽り、武器を売るために紛争をけしかけて、あわよくば戦争を起こすなどをして需要を保つ必要があるわけだ。でなければ倒産の可能性がある。

本書はそんな軍産複合体アメリカの政治と切っても切れない関係にあるということを書いている。軍産複合体アメリカ政府とのロビー活動は絶やさない。他国を無理やり敵国に仕立て上げて、世論を誘導し、戦争を仕掛ける。そうすることで軍産複合体は潤う。現にイラク戦争では、大量破壊兵器が見つからなかったのに、当時も無理やり戦争をしたではないか。それはまさしく軍産複合体からの圧力があったのではないかと。そんな金儲けの理由で多くの人命を殺めるような戦争を行うのかと思われるかもしれないが、アメリカの軍需産業が巨大すぎてあながち嘘とも思えなくなってくるのだ。

著者である宮田律(おさむ)氏は日本のイスラム研究者。イスラムや中東、中央アジアに関する分析の本を多数書いている。イスラムの紛争やイスラム過激派の研究をする中で、今回のテーマに辿り着いたのではないかとも思われる。今年のイランの際にも、報道番組等で呼ばれていたりするので興味のある方はチェックしてもらいたい。

私は、軍産複合体軍需産業に関する本をよく読んでいた時期があった。そのため、アメリカに限らず他国で戦争や紛争が起きているニュースを見るたびに、「これも軍需産業の営業の成果かな」とか「この戦争の脚本家は誰なのかな」とかそんな偏った見方ばかりしてしまう。全部が全部そうではないとは思うが、そういった要素も多分にあるのではないか。戦争というものに対して今までとは違う見方をしてみたい人にオススメだ。

 

軍産複合体のアメリカ―戦争をやめられない理由

軍産複合体のアメリカ―戦争をやめられない理由

  • 作者:宮田 律
  • 出版社/メーカー: 青灯社
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: 単行本