人を動かすのは、かなり難しい。子供に怒鳴っても言うことを聞かない。部下はいつまでたっても仕事が遅い。いつまでたっても夫は、靴下を脱ぎっぱなし。そんなこと思う人は多いだろう。それをわかりやすく解説してくれたのが、この本だ。
人は、命令しても言うことを聞かない。
それはそうだ。命令をすれば、自分が上で相手が下という構造になる。そうなれば、相手は上から言われてるように思い、ますます行動しなくなるのだ。
では、どうすればいいか?それは、相手の主張を共感しつつも、こうすればもっと良くなるんじゃない?と提案してあげることだ。例えば、靴下を脱ぎっぱなしの夫に対しては、「靴下片付けなさい!」と言うのではなく、「靴下片付けるのめんどくさいのは、わかるけど、ここにあったら邪魔になっちゃうから、このカゴにいれるのはどう?そうすれば少しでも綺麗にならない?」という形にするのだ。そうすれば、きっと動いてくれる。
多くの人が当たり前のことを出来ていない。
相手の立場になって、考えるということだ。心理学の世界では、「共感」と言われる。
この「共感」の能力が高い人は、成功しやすい。
なぜなら、顧客が考えていることが分かるからだ。この共感力こそが、人間関係をよくしてくれるだろう。
デール・カーネギーさんは、自己啓発の古典でもある。この「人を動かす」と「道は開ける」は、かなりの大ヒットをした。その2つが、1つの本に書かれ、しかもマンガで分かりやすく解説されている。普通にみればかなりのお得感がある。是非読んでみて欲しい。
相手を動かせないのは、自分に問題がある。
相手を動かしたいなら、自分がまず変わろう。