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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】「今」を真剣に生きよう『嫌われる勇気』

嫌われたくない。分かっていても行動できない。
何かと理由をつけて、結局何もできない。
本書は「アドラー心理学」の解説書であり、そんな方々の背中を押してくれる書である。

人は他者と比較・競争するから優劣関係が生まれる。
比較は過去の自分とすればいいのだ。
なぜなら、人はみな対等だから。
自分と同じ一人の人間として、真摯に向かい合うことが大事である。

「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極め、変えられるものだけ変えればいい。
他人は変えられないけど、自分は変えられる。
行動できない・変わることができない我々に、アドラーの言葉がひしひしと伝わってくる。

私自身気にし過ぎな性格で、勇気がない人間だと思っている。
ただ本書を読んで、「〜な性格」だとか「〜な人間」と考えるから変わらないのだと感じた。
「気にしすぎている」「行動していない」等、行動として置き換えれば、「変えられるもの」として認識することができる。

変わろうとすると「不安」が生まれる。
未来は誰にもわからないからだ。
それを変わらないことへの「不満」と天秤にかけた時、わずかでも変わる方を選びたいと思ったなら迷わず選べばいい。
大事なのは「過去」でも「未来」でもない。
「今」をしっかり見て、前に進む勇気を持とう!

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え