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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】私たちは分かり合えるはずだ。『察しない男 説明しない女』

女性は好きだろうか。私は好きだ。タイプは様々。なぜならすぐに良いところを見つけるからだ。勝手に自分の都合よく加点していく。そしてすぐに沸点に達し恋に落ちる。秒速で。誰にも止められずに。女性に力をもらい、女性に泣き、女性に育てられ成長してきたという自負がある。RADWINPSの『愛し』という曲の歌詞に「傷つけてきた人たちの顔にだけモザイクをかけてまた心は愛を探す」とあるが、その通りだと思う。女性と出会い、別れる度に少しずつ前回の彼女で起きた失敗を生かせるようになってきた。

冬のデート前、女性から「どんな服が好き?」と聞かれた時、さあ、あなたは何て答えるだろうか。以前の私なら「(ボディラインが出る)ニットのワンピース」「(ボディラインが出る)ニット」「(ボディラインが出る)タイトスカート」「ボディラインが出る…」などの下心丸出しにも関わらず、それを隠そうとしたメッセージを送っていたが、今の私は違う。「寒いから温かい服装で来てね」と下心なく相手を思いやったメッセージを送れる。確か、その時の返信は「寒いからそれは当然だろ。」だったが。

私は女性を大事にしたい。そうするためには学ばなければならない。失敗を生かさなければならない。何を学ぶのか。そのために本書を購入した。まあ、おれは間違っていた。本書を破り捨てようかと思ったが、この本を読まないと、私が女性からまた破り捨てられることがわかっていたから読んだ。急に黙りだし、しくしく泣く女性。急に不機嫌になり、しゃべらなくなる女性。「なんで怒ってるか説明してよ、言ってくれなきゃ分からない」とこちらを睨みながら黙る女性に悪戦苦闘する私。私は間違っていた。繊細で神聖で察するセンサーが高度に発達した感情を大切にする女性のことを理解していなかった。
本書に書かれていることがすべての女性に当てはまるなどの女性を分かったようなことを言うつもりは滅相もございやせん。ただ、繊細な女性を知るきっかけにはなると思われる。私たちは分かり合えることを祈ってこの本を皆様に捧げる。
話しを聞くときは①アドバイスをしない②話の腰を折らない③他のことをしない(スマホ・テレビを見ずに集中して話を聞くこと)女性の皆様、この指摘は合っているでしょうか?