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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】自殺しようと、対向車に突っ込むときに気付いたこと『あした死ぬかもよ?』

20代で起業した男性がいました。その人は見栄を張り、自分の等身大以上の経営をしてしまい、1億円の借金を背負いました。

借金を返そうとしても返す術はなく、選んだ方法は保険をかけて対向車線に突っ込み、自殺するという方法でした。

運転中、何度も対向車に飛び込もうとしますが、あれこれ考え、飛び込めません。
そして、ついにアクセスを踏み込めた時、いつもは見えなかった対向車の運転手の表情が目に入ります。その運転手は幸せそうな表情をしていたのです。
急ブレーキを踏み、対向車の運転手にも家族がいるんだと気づきます。

その男性は冷静になり、自宅に帰宅し、生まれたばかりの息子を抱きしめます。
「明日も、こうして子どもを抱きしめたい」「明日も一緒に、ご飯を食べたい」「普通に笑顔で暮らしたい」そう思い、涙を流します。

頭では「成功したい」「自由になりたい」「有名になりたい」と思っていたのにも関わらず、心で願うことは違っていたと気づいたのです。

「死を前にする」とは「未来が消えるとき」であり、大切じゃないものはすべて消え落ち、いま、その瞬間にある本心と出会います。

私はたまに、この話を思い出し、想像して自分に問いかけるようしています。
そうすると、自分にとって大切なものが残ってくれると思うのです。 あした死ぬかもよ?

あした死ぬかもよ?