HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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信頼関係に基づく高等技術 『お笑い芸人に学ぶ いじり・いじられ術』

「実践している人」

どこかの本に書いてある道徳や哲学、正論、教訓をわが物顔で話す、行動が伴っていない職場の上司よりも「実践している人」が著者の本を紹介したいと思っています。

その一つとして「コミュニケーション能力」が必要であり、それがなければ生きていけない職業として「ホステス」をあげました。
今回は「お笑い芸人」に「コミュニケーション」を学ぼうと思います。

テーマは「いじり・いじられ」に関してです。
読者の皆さんの職場には「変ないじり方」をする上司はいませんか?
また、上司から「変ないじり方」をされて不快に感じたことはありませんか?
さらには、自分が部下をいじっているつもりでも、部下の反応がイマイチの時ってありませんか?

できれば、相手を傷つけることなく、おいしく(得をするように)いじりたいものですね。

ビジネスにおいて「いじり・いじられ術」をマスターすることで
部下は、上司からかわいがられることで、重要な仕事を任せてもらうようになり
上司は、部下を上手くいじることで、仕事を頼みやすくなり、部下も上司を信頼し「報告・連絡・相談」をするようになります。

本書で得られるメリットは
① 良い人間関係を築くことができる
② いじり上手になって信頼される
③ いじられ上手な部下になって出世する
④ 両刀使いになって人気者になれる
⑤ 私生活でモテモテになれる
の5つがあります。

そして「いじる・いじられる」の前に習得しなければならないのが「信頼関係」になります。
お互いのことを理解しているので「いじったり」「いじられたり」ができるのです。
そのためには、まず「挨拶」をすること、「空気を読むこと」を習得しなければなりません。
相互理解ができていない、いきなりの初対面でいじられると不快になりますし、TPOをわきまえずにいじったりすると変なことになります。

いじりはいじめではありません。
バラエティ番組などで使う「いじり」とは、いじられた側も「おいしく」なることです。
ここでいう「おいしい」という意味は、注目を集めて目立つ存在にするということです。
決して、嫌な思いや不快な気持ちをさせる悪意のあるものではありません。
信頼関係の上で成り立つものです。
相手をよく観察して、相手のことをよく理解してからいじる。
それが「いじり上手」になります。

そしてさらに重要なのは、いじるときは必ず「笑顔」になることです。
笑顔でツッコんであげることで、ちゃんと相手に好意を持っていることを伝えることができます。

そのような、細やかなマナーやルール、信頼関係があって、「いじり・いじられ術」が存在していますので、私たち、素人が行って「変なこと」になるのはしょうがないかもしれません。

ぜひ、本書を手に取って人を不快にしない「いじり・いじられ術」を学びましょう。

また、本書には上手に「いじり・いじられ」るための会話の具体例や「大げさいじり」、「褒めいじり」、「劣等感いじられ」、「勘違いいじられ」、「あべこべいじられ」などの様々な方法が書かれていますので、大変参考になると思います。

さあ、長い建前はこれまでにして、本書を読んで、「いじり・いじられ術」のマナーを身に着けたら、さっそく合コンに行きましょう!
少しでもおもしろくなってモテましょう!
失敗続きで涙の日もあると思いますが、実践あるのみです!

女性は面白い人が好きらしいですよ!