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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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脳汁出まくる超名作SFファンタジー『イムリ』

内容がめちゃくちゃ練りこまれていて、めちゃくちゃ面白い超名作SFファンタジー漫画。それが本作品『イムリ』である。「イムリ」「カーマ」「イコル」という3つの民族と「マージ」「ルーン」という2つの惑星での争いを描いたお話だ。

とにかく設定が複雑すぎて説明が難しい。そして説明するとネタバレになる。こういう時はwikipediaに頼るとする。

惑星マージの支配種族「カーマ」は、精神を操作する「侵犯術」を操る呪師を頂点に、奴隷種族「イコル」を最下層とする階層社会を形成している。カーマは長い氷期から脱した隣星ルーンへの再入植を始める。カーマの呪師候補生デュルクは政争に巻き込まれ、反逆者として原住民族「イムリ」の間に逃れる。古代戦争の秘密を知ったデュルクはイムリのカーマに対する抵抗運動に巻き込まれていく。(wikipedia)

全然意味が分からないと思うが、惑星マージには高度な文明を持つカーマと奴隷のイコルが住んでいる。カーマが使う「侵犯術」というのは他人を洗脳することができる能力だ。一方惑星ルーンでイムリは自然と共に生きていた。イムリは特殊な能力や古代兵器を操る。

これらの種族はもともと皆惑星ルーンに住んでいた。ある日成績優秀なカーマ主人公が惑星マージからルーンに留学するとこから話は始まり、政治、民族間争いが起こる。なぜカーマは移り住んだのか、なぜイコルは奴隷となったのか。3つの民族はなぜ別々な生活を営んでいるのか、、、。

本作品は本当に大量の伏線が張り込まれており、2回目、3回目と読むと毎回感じ方が違う。これぞ傑作といったところだ。本当に読んでいて脳汁が止まらない。

最高の作品であることは保証するが、この説明だけではストーリーが理解できないだろう。是非数巻購入いただき読み進めて欲しい。その時にはもう読み止めることはできなくなるのだが。そろそろ本作品の戦争も終焉に向かっている。早く最新巻読みたいなぁ。