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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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美人写真家『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』 『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』著者ヨシダナギ ( 扶桑社 2016/5/26)

「相手と同じ格好をすれば、ぜったい仲良くなれる」美人写真家ヨシダナギは裸族の前で裸になった。

本書は裸の美人写真家ヨシダナギが2009年から書き始めたブログをまとめたものである。
まずは、百聞は一見に如かず。「ヨシダナギオフィシャルHP」を見てほしい。
http://nagi-yoshida.com/
おしゃれな裸族の笑顔あふれる写真は誰も見たことがないだろう。どうすればこんな写真を撮ることができるのだろうか。その過程がこの本には記されている。

幼いころヨシダナギは、テレビで見た自由なアフリカ人にあこがれを抱いていた。大きくなったら肌の色も黒くしてアフリカ人になろうと決めていた。しかし、10歳の時に現実を知る。なんと、ヨシダナギは日本人だから、アフリカ人にはなれなかった。人生初めての挫折。毎日の生活には物足りなさを感じたからなのか、日本を離れ発展途上国の旅を続ける。そして、23の時憧れの地アフリカへ。

しかし、現実の裸族はカメラを向けても笑わず「はよ写真とらんかい」とばかりに怖い顔、そしてチップを要求し帰っていく。ヨシダナギは思った。「相手と同じ格好をすれば、ぜったい仲良くなれる」。通訳の人に訳してもらい、民族衣装を着せてもらい。通訳、そして裸族達の反対を無理やり押し切り裸になった。その時、裸族達は歓迎の舞を始めた。その後は家族として受け入れてもらい、さらに誰も見たことがないような写真を撮ることができた。否、皆自ら化粧をし、ポーズを決め、写真を求めてきた。裸になることで、仲良くなることができた。

本書では色々な国の裸族と家族のような関係を次々築くヨシダナギならでは情報や体験が書かれており非常に面白い。例えば、裸族の前で裸になった時あるある。「すぐに乳首引っ張ってきがち」。他の人種の裸は誰も見たことがないので、知的興味で人が群がり、順番に乳首を興味深そうに引っ張ってくる。他にも「視力良すぎて、かなり離れてもトイレ覗かれがち。」ま、とにかく想像もできない裸族あるあるがたくさん出てくる。

とにかく、ヨシダナギから学べることは、敵対心を持った相手との距離を縮めるには相手に合わせるということである。それを実践しただけで、言葉も文化も違う人たちと家族のような仲を築きあげてきた。ヨシダナギの写真がすごいと思った人。裸族に興味がある人。ヨシダナギの生き方に興味が沸いた人。裸でアフリカに行きたい人そんな人におすすめの本である。