HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ビジネス

【書評】同じ利益なら売上は少ないほうがいい 『売上最小化、利益最大化の法則〜利益率29%経営の秘密〜(木下 勝寿)』

一般に売上は多いほど良いと思われがちだが、売上が上がれば単純に利益も上がるわけではない。東証プライム上場企業の創業社長である著者の頭の中を覗けるのがこの本だ。 著書の木下 勝寿氏をご存知だろうか。朝倉未来とヒカルが仕掛ける起業リアリティーシ…

【書評】書評もこの書き方で『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』

本書はトヨタで実際に使われている紙1枚の報告書のことを記した本だ。皆さんの会社にもきっと、議事録などの紙1枚のテンプレートがあるだろう。実はこの書評もまたテンプレートがある。そんな紙1枚でまとめることの効果が理解できるのがこの本だ。 トヨタで…

【書評】埋めるだけで仕事が進む『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』

フレームワークが好きだ。私はテンプレを作って次に行くのが仕事だと思っているが、本書には優れたフレームワークか70個も載っている。これを埋めるだけで、あるいは部下に埋めてもらうだけで仕事が進む。 フレームワークとは、目標達成や経営戦略、課題解決…

【書評】新世代のマネジメント術『部下を育ててはいけない』

本書はインフルエンサー 田端 信太郎氏が唱える、従来のマネジメント理論を覆す、挑戦的な内容のビジネス本である。部下の能力を引き出し、ズバ抜けた結果を出し、社内外を問わず一目置かれるリーダーとなるための「上司力改革25箇条」が記されている。 本書…

【書評】『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』 - レジェンドたちの道のり

皆さんこんにちは。永田和宏氏の対談集「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」は、各界のレジェンドたちの軌跡を追う一冊です。山中伸弥氏(iPS細胞研究所所長)、羽生善治氏(棋士)、是枝裕和氏(映画監督)、山極壽一氏(京都大学総長)という、今や…

【書評】短時間で理解できる『実践するドラッカー【チーム編】』

現代経営学、マネジメントを発明したドラッガーのことはビジネスマンなら誰もが知っているだろう。そんなドラッカーの内容を実践できるレベルまで落とし込んでいるのが本書だ。行動してなんぼの世界、実践しやすく落とし込んでいる本書から学ぶことをお勧め…

【書評】サービス業のパラドックスを解き明かす - 山内裕『闘争としてのサービス』

皆さんこんにちは。山内裕 京大准教授による『闘争としてのサービス』は、サービス業における逆説的な現象と戦略に注目しています。「細やかに気配りし徹底的に尽くす」という従来のサービス提供理念が、実は最高の顧客体験を創出する上で逆効果になり得ると…

【書評】中間管理祝のための攻略本『中間管理職無理ゲー完全攻略法』

次から次へと仕事が増える!。誰も考えて動けない!。熟練者がいない!。中間管理職の皆様色んな悩み事はないでしょうか。そんな仕事の無理ゲーの攻略本が本書だ。中間管理職の大体の悩みは本書で解決するだろう。 本書は中間管理職にとってはあるあるの無理…

【書評】経済学とは何か?コンパクトに網羅 - 『経済学と合理性 経済学の真の標準化に向けて』 

本書は経済学史、意思決定理論、行動経済学、実験経済学、ゲーム理論、マクロ経済学と経済学全体をコンパクトながらも網羅している。 本書の軸となる「合理性」は「選択肢にきちんとした優先順位を付けられる」ことであり、「ミクロ的基礎付け」とは家計や企…

【書評】英国人による日本経済再生の物語 - 『新・日本構造改革論』

皆さんこんにちは。デービッド・アトキンソンの「新・日本構造改革論」を読み終えました。この本は彼の自伝的な書籍で、日本経済を救った経緯や政権との関わりなどを初めて明かしています。 アトキンソンの生い立ちから学生時代、そして日本での留学経験や証…

【書評】SNS時代のマーケティング指南 - 『ウソはバレる』

皆さんこんにちは。イタマール・サイモンソンとエマニュエル・ローゼンによる著作「ウソはバレる」は、現代向きにソーシャルメディアマーケティングの指針を示しています。インターネットの普及による情報の透明性が高まり、消費者の製品やサービスに対する…

【書評】幸せになる道筋を伝授『幸せになる勇気』

幸せは与えられるものではなく、自ら掴みに行くものだと最近は常々感じている。幸せになるための道筋を示しているのが本著である。 本著を一読し、よく分からない部分も多かったというのが正直な印象だ。だがネガティブなものではなく、むしろ既存の思考を変…

【書評】『Harvard Business Review 2024年4月号』DEI: - 企業文化の改革

皆さんこんにちは。DEIを知っていますか?DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)は、多様性を認め、公平性を保ち、包括的な環境を実現することを目指す概念です。このテーマについて考える機会を得たのは、ハーバード・ビジネス・レビューの…

【書評】クリステンセンがイノベーターを言語化した!『イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル』

イノベーションで有名なクリステンセンがイノベーターに必要なスキルを言語化した。それは関連づける力、質問力、観察力、人脈力、実験力だ。 本書のターゲットは例えばイノベーターになりたい人。どんな活動をすればイノベーターになれるのかを知りたい人。…

【書評】『サブスクリプション』 - ティエン・ツォの洞察に基づく未来のビジネスモデル

皆さんこんにちは。サブスクリプションモデルは、昨今のビジネストレンドの中で最も注目を集めている概念の一つです。このモデルがどのようにして現代の市場に浸透し、多くの企業にとって不可欠な戦略になったのかを深く掘り下げたのが、ティエン・ツォの「…

【書評】ヤフーでは毎週30分やっている『ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法』

飲みニケーションが難しくなった今どうやって部下の情報を得るのか、どうやったら部下を成長させれるのか。ヤフーでは1on1を行うことで大きく会社が変わった。 1 on 1と聞くと、「ああ、評価面談とかのやつね、やってるよ」と、思ったあなた。ヤフーでは1 on…

【書評】データから真実を読み解く - 『原因と結果の経済学』

皆さんこんにちは。今日は私が最近読んだ本、「原因と結果の経済学」について書きたいと思います。この本は、中室牧子と津川友介によって書かれたもので、データから真実を見抜く思考法を解説しています。世界中の経済学者がこぞって用いる最新手法「因果推…

【書評】『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』を読み解く - ビジネスとマーケティングの新たな理解

皆さんこんにちは。ビジネスとマーケティングの世界は、常に進化し、新たな理論やアプローチが登場しています。その中で、「サービス・ドミナント・ロジック」という理論は、従来のビジネスモデルに革新的な変化を提案しています。この理論の核心は、価値の…

【書評】顧客を中心に据えた未来へ - ジョン・グッドマン『顧客体験の教科書』から学ぶCXの革新

皆さんこんにちは。ジョン・グッドマンの「顧客体験の教科書」を読みました。最近よく耳にするビジネステーマの一つ、顧客体験(CX)に焦点を当てた書籍です。著者は、「グッドマンの法則」で知られるコンサルタントであり、独自の市場調査からCXの力を解き…

【書評】失敗と良き友達になる『金持ち父さんの起業する前に読む本』

10年前に金持ち父さんのキャッシュフローゲーム交流会に参加したところ、FXの自動売買ツールの勧誘に合った。(勿論購入はしなかった)そんなこともあり怪しげなイメージがついていた金持ち父さんシリーズだが、ビジネスに興味を持ち始めた私に役に立つとい…

【書評】スターバックス成功の秘訣 - 顧客体験を中心にしたブランド戦略の力『スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?』

皆さんこんにちは。ディスカバー・トゥエンティワンから出版された「スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?」は、ブランディングと価格戦略の観点から、スターバックスがいかにして業界の慣習に挑み、独自の強いブ…

【書評】ブランドの力を解き放つ - 『ブランド論』深掘りレビュー

皆さんこんにちは。最近、私の中でも重要なテーマとなっている「ブランディング」。今日は、ブランドの価値をどのように理解し、その力を最大限に発揮させるかについての一冊、デービッド・アーカーの「ブランド論」についてお話ししたいと思います。ブラン…

【書評】目標管理の歴史は実は100年くらい『図解 目標管理入門 マネジメントの原理原則を使いこなしたい人のための「理論と実践」100のツボ』

MBO、OKR、KPIなどのワードは色々聞いたことがあるだろう。それがなぜ生まれて、どういう位置付けで、いつから始まったか、それらがすっきりとわかるのが本書だ さて、有名なシリーズ今回は『目標管理入門」だ、会社員は当たり前のように目標を立てて、それ…

【書評】 富と幸福への現代ガイド - 『シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント』

皆さんこんにちは。今日は、起業家、エンジェル投資家、そして哲学者であるNaval Ravikantの知恵が詰まった本、"シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント"についてお話ししたいと思います。 この本は、Naval Ravikantのツイート、ポッドキャスト…

【書評】圧倒的努力の先の熱狂と成功 『たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉』

本書では、カリスマ編集者であり実業家でもある「幻冬舎」社長の見城 徹氏のこれまでの人生と人間性を、彼の独特の言葉と共に紹介している。本の構成は51のエピソードに分かれ、それぞれで非常に為になる教訓が示されている。 例えば、彼によれば、この世に…

【書評】「名著が人生を豊かにする」『名著の予知能力』

100分de名著のプロデューサー秋満義彦の企画・制作の舞台裏。名著と出会い直し、あなたも人生をより豊かにしよう。 「100分de名著」といえば、言わずと知れた10年以上続くNHKの長寿番組なのでご存じの方も多いのではないだろうか。番組コンセプトは「名著は…

【書評】語学書ではない、歴史と人生の書『教養としてのラテン語の授業』

さて、タイトルからよくある教養系の語学の本かと想像したら大間違い。著者は韓国人で、東アジア初のロタ・ロマーナの弁護士であるハン・ドンイル氏。ロタ・ロマーナとは700年の歴史を持ち、カトリック教会の司法権最高機関であるバチカン裁判所。そんな著者…

【書評】伊藤雅俊『商いの道』 - 時代を超えるビジネスの教訓

みなさんこんにちは。イトーヨーカドーグループの創業者、伊藤雅俊さんの『商いの道』は、ビジネスの心臓部に迫る洞察と知恵が詰まっていて、現代の経営者や起業家、そしてビジネスにちょっとでも興味がある人におすすめのビジネス書です。 戦後の焼け野原か…

【書評】 - 創造性を解き放つ古典的ガイド『アイデアの作り方』

アイデア創出のプロセスについて考察したジェームス・W・ヤングの「アイデアの作り方」は、アイデア生成のための具体的なステップを提供し、創造的思考におけるマスターピースと呼ぶにふさわしい一冊です。 既存知の再構築 ヤングは、アイデアがゼロから生ま…

【書評】「運動は最強の脳トレ!」『BRAIN 一流の頭脳』

これを読んだら、あなたは運動せずにはいられない。 ノーベル生理学・医学賞を選定する期間「カロリンスカ研究所」でリサーチャーとして活動し、脳研究の最前線で活躍する精神科医である著者による、科学的根拠に基づいたわかりやすく解説された脳のパフォー…