グルメ
本書は、著者の大ヒット作で映画化もされた『多動力』シリーズのグルメ版である。また『マンガで身につく多動力』『英語の多動力』『小説多動力』など複数のジャンルごとに出版されるほどの人気作だ。 著者は、星付きレストランからコンビニ食まで、365日外…
レストランで楽しい体験をしたいと思っている著者が、飲食店が元気になって、ますます活性化するためのポイントについてまとめている。 人気店の必須条件は「驚き」それを継続するには、素材や料理のためのリサーチが必要だと言う。なぜなら、お客さんは何が…
まず初めにこの本の著者である坂本孝氏はブックオフの創業者であり、俺のイタリアン、俺のフレンチを展開する俺の株式会社の創業者でもある。輝かしい実績と名声を手にする経営者だが、ブックオフ設立以前の戦績は、0勝10敗である。10敗した経験を踏まえて、…
日の出とともに起き、日の入りとともに就寝する、江戸の庶民の生活。そんな時代にやっている、小さな食堂のお話。 主人公は、親の代から受け継いだ金物屋を、食堂に変えることを思いつく。この時代に、夜まで営業している食べ物屋は少なく、特別な職業の人…
この本は、1代にしてクラフトビールの大家「伊勢角屋麦酒」を築き上げた鈴木社長の熱く破天荒なサイエンスの物語である。 伊勢で400年以上続く餅屋の21代目である鈴木社長がビール作りを始めたのは「微生物(ビールの酵母)と遊べる」からだ。幼い頃より微生物…
『ティファニー朝食を』はアメリカの小説でオードリーヘップバーンが演じたものであるが、ティファニーの前でクロワッサンをかじっている。 本作の主人公は机いっぱいの朝食で育った。同棲している彼氏にはコンビニの袋を投げつけた朝食。友達と食べる憧れの…
タイトルからも薄々感じられるかと思うが超マニアックな漫画を見つけてしまった。その名も『三国志メシ』。 本作では登場人物がそもそも三国志ヲタクだらけだ。三国志ヲタクが作った中華料理屋さんを舞台に三国志の偉人たちが食べていただろう料理を再現する…
主人公の「三国志」好きが高じて入った中華料理の道。家族で店を営み早10年。料理の腕前もよく、三国志マニアが集まる中華料理店として続けてきたが、10年という時とともに何か大切なものを忘れてしまっていた。 中華料理の世界に入った当時は、三国志に登場…
三国志の食事を再現するイベントを季節でやれば、意外と風流ではないであろうか? 心配は要らない。 三国志時代のレシピは全て文献で残ってるし、なんなら巻末にも書いてある。 昔だから難しい調理もやってない。 洗練された投資家で文筆家の加藤ひろゆきさ…
世界的ワイン評論家であり世界有数のワインコレクターの「神咲 豊多香」の死がきっかけとなり、その遺言書に残された市場価格で約20億円ともいわれているワインコレクションをかけての争いが行われる。 その争いとは、12本のワインとその頂点にたつ「神の雫…
「札幌一番塩らーめんの魅力と奥深さに今日も翻弄されていく」 著者がインスタントラーメンの研究を始めたのは小学校二年生の時だという。 その結果、札幌一番塩らーめんはカルボナーラ風になり、カレー味のマルちゃんソースやきそばはパリパリウィンナーと…
肉は好きかー!?。肉は美味い。肉はエロい。肉は成功者のイメージ。肉になぜこのようなイメージがあるのか?。それは250万年の歴史を遡ることで明かされる。 適当に「面白そう」と思って購入したが、めちゃくちゃ面白い話であった。タイトルを説明しつつ面…
「なぜ、長年何もしないでいた?能無しの怠け者だからだよ」最初に話すと、ラーメン屋のコンサルティングマンガなんですよ。有名ラーメン店の創業者がコンサルティング会社を作って、そこに有名料理家の娘が入社するってゆう話なんです。ありきたりだと思っ…
「君たちが知りたいのは、すぐに使える小技のはずだ」 「私をスキーに連れてって」のホイチョイ・プロダクションズが送る女性を口説くための1990年代のマニュアル本である。 驚くなかれ、この当時から女性を口説くのはデータ分析を用いている。 調査員たちが…
本書は、三戸政和氏による累計15万部突破した原作『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』を堀江貴文氏監修により漫画化された。 本書を読んでいると、学生時代に勉強した簿記がよみがえってくる。個人的には、経営の経験はないが、業界問わず非…
本作はまんがで飲食店経営を学べる本である。FL比率、減価償却、そしてインスタ、店の空き時間の使い方など、非常に現場レベルの経営が学べる。 本作のストーリーは退職金でカフェを始めた主人公と堀江貴文の妹の未麻との出会いから始まる。 ざっくり言うと…
本作はOLが実在する鮨屋でただただ1人鮨をしている漫画である。鮨屋の雰囲気、値段も分かり、鮨好きだけでなく、鮨デビューにもってこいの作品だ。 主人公のは三十路のOL10年付き合った彼氏に振られたばかり、「なにかぜいたくしてやる!」と、思いたどり着…
本書は「鮨屋に修行は不要」で炎上を起こしたホリエモンこと堀江貴文と鮨屋の大将8人による対談本である。最後にはその発言の真意が明かされる。 「鮨屋に修行は不要」に対し、各人がどんな修行、否、理不尽を受けてきたのか。またこだわっていることが何か…
タイトルから酒飲み女子漫画かなと思いきやガチすぎる日本酒漫画です。日本酒のカップ酒のお燗をレンチンで作ったかと思いきや、後輩男子に「日本酒って温度によって名前が変わるのよ〜」と語る酒好き女。 宅飲みをすると言われれば酒屋へ行き、にご酒をゲッ…
「えー、獺祭ないの??」。今では酒にそんなに詳しくない若者ですら居酒屋でこの言葉を発する。山口県の小さな酒造での獺祭の誕生から今に至るまでのノンフィクション物語が本書である。 本書の著者は先日お亡くなりになった勝谷誠彦氏である。日本中の蔵を…
世界を代表する麒麟の舌を持つ男たちが、レシピを通して70年以上離れた2つの時代を交錯するストーリー。 本書は、もともと『料理の鉄人』を手掛けた演出家の田中経一氏により、ミステリー小説『麒麟の舌を持つ男』として出版された。その後、本書『レストレ…
“その言葉は本当に美味しいを表現できているか”、これが本書の問いだ。テレビ番組の食レポでは一見すると、その味を上手い表現で言葉にしているように思う。“肉汁がじゅわっと出て美味しい”、“クセがなくて美味しい”、“飲みやすくて美味しい”、これらはさも…
皆さんは、北海道の函館市と函館市近郊のみに15店出店している「ラッキーピエロ」というハンバーガー店をご存知だろうか。函館ではマックやモスよりも人気があるハンバーガーチェーンだ。GLAYのメンバーや堀江貴文氏も好きなお店だ。本書ではこの「ラッキー…
昨今世の中はどんどん合理化が進んでいる。仕事と関係のないと思われがちな接待を受けている暇があればその時間仕事をした方が良いといわれる。そんな時代だからこそ、接待か仕事には重要であろう。本書は元日本マイクロソフト社長の成毛眞氏による「接待」…
※以下、個人の感想です。昨今、腸内細菌が話題である。人の体調だけでなく性格までもが腸内の細菌によって支配されてるという。本書は図がたっぷりの腸内細菌についての入門書である。 「私はこれで花粉症が治りました٩( ᐛ )و」「私はいくら食べても太らなく…
本書は、月曜日から日曜日までの一週間のスープレシピ本である。ただ単に7種類のスープの紹介ではなく、一週間のライフサイクルを考えてのレシピは、とても興味深い。 例えば、バタバタとした週の始まり月曜日には、10分で簡単に作れるスープ。金曜日の夜、…
「休肝日を増やせ!」「適量を飲め!」そんなもの守れるわけがない。本書は飲兵衛医者による飲み方本である。 本書の内容はざっくり、正しい飲み方、酒と病気、酒と健康、NGな飲み方である。全て最新の医学をもとに医者が書いているところが非常に良い。 評…
外食産業においては“働き方改革”という変化を表す言葉は、どこか縁遠いように思っていた。おそらく職人としての価値観が大切にされるからだろうか、変わらないことが良しとされる暗黙の了解もあるだろう。しかし近年では人材確保の難しさやIT化、評価経済へ…
毎日の食事は自分の命を作るものだ。健康でいられるかどうかは、日々の食習慣が影響していることは誰もが知っていることだ。しかし、人により「気遣っていられない」「いちいち関心を持っていられない」と満腹感を満たすためだけに食事をする人もいる。 その…
『コスパ飯』著者 成毛眞(新潮社、2017/4/15) うまいのは当たり前。どれだけ投資効率が良いのか。そんなコスパを追求した『コスパ飯』と著者がそこに辿りつくまでの軌跡を紹介したのが本書である。著者は元日本マイクロソフト(株)代表取締役社長で、書評…